パックスを結ぶカップル。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日も良い天気に恵まれましたが、やはり強い風が夕方まで止みませんでした。

なぜか、日が暮れると風が止みます。

 

 

 

今日は午後に主人の友人の家へ。

 

 

古くからの友人。

多分、25年は経っているのでしょう。

私が主人と出会った時には、すでに。だったように思えます。

 

 

彼は同性愛者です。

6年前から今の男性のパートナーと暮らしています。

 

ようやく来月、パックスを結ぶそうです。

おめでたいですね。

 

 

「パックス」は、同性カップルの権利を拡大させることから始まった制度。

結婚しているのと同じ位の権利を得ることができます。

 

性別に関係ないのもいいですよね。

名前を変える必要がないのもメリットです。

戸籍は変わらずですから。

 

これは市役所ではなく、裁判所に出向くことになります。

証人も必要なし。

 

必要な書類を提出して契約を結ぶ日にちを決めて。

サインをしに、その日に出向くという流れです。

 

 

遺産や財産分与なども契約時に決めておくとスムーズになるでしょう。

どうしても、契約という意味あいが強くなりますね。

 

関係を解消する時は、婚姻関係より簡単なので、異性カップルももいるようですが、今ではほとんどが同性カップルなのです。

 

確定申告の際にもこの関係を申請することもできます。

税率が独身の時から、優遇されるのも利点の1つですね。

 

 

ここフランスでは、離婚をする手続きがとても面倒です。

弁護士をつけるのは当たり前。

何年もかかることも普通です。

だからこそ、このパックスを利用するカップルは多いのです。

 

 

 

やはりフランス。

自分たちが納得していたら、周りに気を使う必要が無い。というのは潔いですね。

 

 

 

 

彼らはお揃いの指輪をして。

来月のパーティをとても楽しみにしているようでした。

巻き寿司でも作って持っていこうかしら。

 

 

 

このところ、周りでおめでたいことばかり。

いいことですね。