出産のリスク

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

しっかりと9月に入りましたね。

ここではなんとなく春めいてきたような。。気がします。

まだ南国とは言えない気温が続いていますが。

 

 

夜桜ならぬ、夜ライチです。

 

 

 

フランス領の1つである、マルティニークとフランスの間の飛行機の中で、先日赤ちゃんが産まれたそうです。

 

あちこちでこんな事例を聞くと思います。

でも、飛行機で出産すると言うことはかなりのリスクを伴います。

機内に医師がいるとは限らないからです。

 

医師がいたとしても、設備が整っていない機内で何かあっては困ると、名乗り出ない場合も少なくないと言います。

もし、何かあった時に責任の所在がはっきりしないからです。

それこそ、訴えられたら、医師を続けていくことができない可能性もあるのです。

 

 

 

妊婦さんが飛行機に乗ってはダメだと言うわけではありません。

短距離であれば、体の負担も少ないでしょうが。

 

渡航制限に関しては、各航空会社によって違いが出てくるので、きちんと確認が必要です。

時期によって、かかりつけの医師の診断書が必要な航空会社が多いでしょう。

それでも、100%安全だと言うわけではありません。

 

 

 

国際線の場合、飛行機の中で生まれた子供の国籍を考える必要があります。

生地主義血統主義かにも関わってきます。

その飛行機の国籍にも関係があります。

「無国籍の削減に関する条例」に賛同しているかどうかにも。

 

フランスは血統主義なので、日本人カップルがフランスで出産してもフランス国籍は与えられません。

アメリカやカナダは出生地主義なので、両親が日本人でも、生まれがアメリカであれば、アメリカ国籍が与えられるのです。

 

 

 

出産は命懸けです。

何が起こるかわかりません。

 

妊婦さんが余計なストレスを感じないで済むような、そんな出産ができるように。

 

やはり、妊娠が近くなっての飛行機搭乗は、止めておいた方がいいのでしょうね。