ニューカレドニアから、こんばんは。
今日はまた週末だけのロックダウンがかかっています。
今日の午後2時から、月曜の朝5時まで。
そのおかげで、今朝買い物に出たら。
いやいや人が多かったこと。
入場制限もあったりでした。
近所の家のライチがまた赤くなってきています。
でも、食べるのにはまだ早いのです。
今食べても酸っぱいはずです。
やはり、初物好きな人が多いのでしょう。
店に並ぶ前に食べたい!と思う人たち。
手を伸ばしてもぎっていく人もいます。。。
でもまだなのです。
オーナーが収穫していないということはそういうことなのです。
ここはニューカレドニア。
フランス領です。
フランスは血統主義。
そのため、ニューカレドニアも同じです。
ここで生まれた日本人カップルの子供は、フランス国籍をとることはできません。
2005年に生まれた息子は、父親がフランス国籍保持者と言うことで、フランス国籍。
出生後3ヶ月以内に国籍留保届けを出したので、私からの日本国籍をも持っています。
二重国籍者です。
日本は基本、重国籍を認めていませんので、22歳になるまでに選択することになっています。
まだ6年先。
そう思ってました。
でも。
この度、日本の成人年齢引き下げに伴い、重国籍の選択時期も早まることになったのです。
「18歳以前に重国籍になった場合は、20歳になるまで。
18歳に達した後で重国籍になった場合は、重国籍になった時から2年以内に。」
2022年4月1日からの施行です。
来年ですね。
息子も20歳になるまでに選択をすることになります。
この2歳は大きいですね。
フランスは重国籍も認めています。
他にも重国籍を認めている国はいくつもあります。
いくつも国籍を持つことは、視野を広げることができると思います。
可能性を広げることもできるでしょう。
でも、子供です。
自動的に重国籍になってもありがたみがあまりないかもしれません。
きっと役に立つ日が来る。と思うのは、親のエゴかもしれません。
日本で生活するわけではないでしょう。
日本語をきちんと理解しているとは思えません。
息子の生活のベースは、ここであって、日本ではないでしょう。
20歳といえば、普通に行けば大学在学中です。
いくらここが独立したとしても、その辺は急に変わらないはず。
どちらか1つとなったら、
どう考えてもフランス国籍を取るでしょうね。
いくら私でも、それが息子にとってベストだと分かっています。
でも。
息子が日本国籍を手放す日が2年も早く来るという事実に、、
ただ、寂しさを感じるのです。
日本の国籍を手放したとしても、彼が自分の息子だということは変わりませんが。
息子には、日本の国籍を持っていたということを将来に少しでも役立てて欲しいものです。