大学の給食を無料化した結果。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日は穏やかな1日でした。

真っ青な空が広がったので気持ちが良かったです。

 

 

 

ヘリコプターも忙しそうに飛んでいました。

乾燥しているし、山火事かな?と思ったのですが。

海水を運んでいるわけではなさそうなので、山火事ではなさそうですね。

 

 

 

 

今年の3月に新学年が始まってから、ニューカレドニアに2つしかない大学の食事が無料になりました。

寮生の朝食、夕食と、大学内のレストランにおける昼食です。

 

成長期にはまる大学生にとって食事が重要だということ。

大きくなったからと親が食事の面倒まで見てくれない学生が多いということ。

 

カファットという保健機構から、学校宛に2500万フランの補助金が出ました。

3000万円ほどの金額です。

 

 

 

無料になったことにより、思った以上にレストランへの集客が増えました。

4倍から5倍の生徒たちが集まりました。

 

 

 

2022年には1年間で52000食の食事が大学内で提供されたのに、無料になった2023年3月だけで20000食以上が提供されたのです。

 

補助金は結局4ヶ月で尽きることになり。。

バカンス明けの今週から、お昼のみ有料になりました。

寮生に提供される、朝食と夕食は今まで通り無料です。

 

 

初めから、無料にすることはなかったのではないかと思います。

少額でも請求するべきでした。

 

無料にしたことにより、学生が殺到することを予想できなかったのでしょうか。

無理をしたから、、長続きせず。

これでは失敗です。

 

あまり評判が良くないこの島の給食ですが。

まずくても無料ならと思う人が多かったということですね。

 

 

やはり、給食の無料化は、、

中途半端ではできないということ。

 

 

 

それより徴収する給食代は同じでも、子供たちに寄り添った、美味しいと思ってもらえるような献立を考えることで予算を使った方が、食育としても効果があったのではないかと思うのです。

 

 

 

勿体無いお金の使い方だったと思うのは、私だけでしょうか。