ニューカレドニアから、こんばんは。
今日もカラカラの天気でした。
良い天気はいいですが、ロックダウンでお出かけできる状態ではないから。。
まあ洗濯物も乾きが早いのは助かりますね。
夕方には雲が多くなってきましたが、依然、カラカラのままです。
喉がイガイガするようになったので、はちみつを購入してきました。
ニューカレドニア産のはちみつです。
650フランだったので、700円ちょっと。
(産地によって、値段も変わります。)
ニューカレドニアのはちみつは、1850年にフランスからミツバチが輸入されて、そこから始まっています。
ここには、ミツバチの外敵やダニからくる疫病などがほとんどないと言われます。
普通なら、ミツバチの餌になるものに抗生剤を入れたりすることが多いようですが、ここではその必要がないのです。
巣箱周辺に薬を撒くこともありません。
なので、ミツバチは自然のままで、独特の固有種のあるニューカレドニアの森を楽しんでいるのです。
はちみつとはご存知の通り、ミツバチが花の蜜を採集して、巣の中で加工・貯蓄したものです。
ライチの花。
こしょうの木。
ニアウリの花。
コーヒーの花。
ドラゴンフルーツの花。
マングローブの木。
花の蜜が少ない時期には木の蜜を採集し始めます。
ミツバチの知恵ですね。
採集する木や花の蜜によって、味も異なるのです。
採集してすぐ確保するわけではありません。
採集した蜜を巣箱の中で完熟させてから。
だから甘さが濃厚なのです。
ちなみに、花の蜜ははちみつとは違います。
ニューカレドニアのはちみつは、非加熱、無農薬、濾過もされていません。
天然そのもの。
日本で販売されているはちみつは、90%が加熱されているものだと言われるので、ここニューカレドニアの生はちみつは、とても貴重なものなのです。
完全にオーガニック。
そして全て手作業です。
加熱してしまうと壊れてしまう、約200種類ものビタミン、ミネラル、酵素を含んだ生はちみつ。
カルシウムや鉄分、乳酸菌、プロポリスも。
高い栄養価があるのはもちろん、免疫力を強め、ダイエットにも。
鉄分が含まれているので、貧血気味の方にも。
疲労回復にも効くようです。
はちみつは、なんと、紀元前6000年頃のスペインですでに使われていたと言われているほど、歴史が長いものなのです。
観光客の人たちが宿泊するホテルに近いところに、「ギャラリー・アート・プルミエ」があります。
そこにある、「フォレ・ド・ムー」。
ここでは、色々な種類の生はちみつを、味見してから購入することができます。
花の蜜次第で、味や奥行き、風味まで違うはちみつができてしまうのです。
蜜蝋から作った石けんも、お土産におすすめですね。
ちなみに、はちみつは乳児には与えてはいけません。
ポツリヌス中毒をひき起こし、最悪、死に至る症状が見られる場合があります。
乳児は腸内が不完全なため、体内でポツリヌス菌の芽胞が発芽してしまい、毒素を出してしまうからです。
ニューカレドニアの自然がそのままたっぷりつまった生のはちみつ。
ヨーグルトやパン、はちみつドリンクでもおすすめです。
ぜひ、手にとって、味見して、好きな味を見つけてください!