ニューカレドニアから、こんばんは。
昨日の強い雨の影響もなく、今日は良い天気。
午後には靄ってきましたが、雨になるほど崩れませんでした。
さて、皆さんは、カレドニアカラスをご存知ですか?
ここニューカレドニアの本島に住むカラスです。
カラスは賢い鳥であることは有名ですが、その中でもカレドニアカラスはトップレベルの知能を持つカラス。
日本ではいいイメージもないでしょう。
きっと、ゴミを漁るイメージのみだと思います。
でも、ここカレドニアでは、カラスが柵に入れられて、展示されているのです。
悪いことをするからではありません。
エリートのカラスだからです。
日曜にパークフォレスティアというヌメアの自然動物公園に行った際に。
タイミングよく、カラスの餌付けに出会いました。
このカラスへの餌やりは、頭を使わないと取れないように飼育員が毎回工夫を凝らしています。
この日のものは、、管の真ん中に餌があります。
彼らの嘴だけでは届かないところです。
それをどうやってとっていくのか。。
私が見ている間では、カラスが降りてくることがなくて、その場を見ることができませんでした。
警戒しているのは仕方ないことでしょう。
この鳥は、道具を使って獲物を獲るのです。
ただの道具ではありません。
自ら作った道具を使うのです。
かぎ針のように棒の先をくちばしで加工して、木の穴などの中をほじくって獲物を得るというから、驚きです。
このカラスについては、NHKを始め、ニュースでも何度も取り上げられているのですよ。
きちんと計画を立てて、餌を取る。
しかも、その場でアレンジもできる。
すごいことです。
カレドニアカラスは、成鳥で40cmほどの鳥。
日本にいるカラスと大きさはそれほど変わりません。
彼らの脳はそれほど大きくないでしょう。
なのに、3歳児ほどの行動だと言われるのです。
これで、カラスに対しての嫌悪感が少しでも和らいでくれたら。
嬉しいですね。