ニューカレドニアから、こんばんは。
今日も風はありましたが、良い天気になりました。
昨日、通称パークフォレスティアという、自然動物公園へ出かけてきました。
ここで飼育されている、国鳥カグーを見に行ったのです。
この自然動物公園は、観光客の皆さんが宿泊するアンスバタビーチからそんなにも離れているわけではありませんが、、、ただ交通の便が悪いです。
市バスを使って行くもの一苦労です。
タクシーを使うのが一番安心ですね。
入園料は大人600フランです。
園内に入るとすぐに、放し飼いになっている動物たちに会うことができます。
他にもいろいろな動物がのんびりと自由気ままに暮らしています。
ニューカレドニアの国鳥カグーは、羽が退化してしまい飛べなくなってしまった鳥です。
平日の14時からは、カグーの餌付けが始まります。
飼育員が14時になって柵の中に入ってくると、カグーは待っていたかのように集まってきます。
昨日は、近くの学校から子供達がきていました。
飼育員がどれが大人のカグーで、子供のカグーとの違いが、、なんて説明しているのを興味深く子供達が聞いています。
足がオレンジ色なのが大人のカグーの証拠なんだそうです。
この日の餌は、牛肉。
カグーの嘴はとんがっています。
これは土の中のミミズなどを穴を開けて捕獲するため。
オスでもメスでも体型は変わりありません。
それを識別するのはとても大変。
ただ、朝早い時間に鳴き始めるのは、オスです。
それにメスが答える形で求愛が始まるのです。
この鳥は、一夫一妻。
卵を温めるのも、雛に餌をあげるのも。
基本的に協力しあって生活しています。
死ぬまで連れ添います。
威嚇する姿も可愛らしいですよね。
カグーは縄張り意識が強い鳥です。
なので、ここでは家族ごとに柵を設けているのです。
これは、人間と一緒に移り住んできた犬や猫、豚などに数を減らされたためです。
日本では、横浜の野毛山動物園と横浜の繁殖センターにいます。
他にはドイツとアメリカに、つがいが1組ずついるだけのようです。
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/animal/nogeyama/nogeyama3/
カグーは幸せの象徴の鳥です。
ニューカレドニアには、リビエルブルーという州立公園へ、野生のカグーを探しに行くツアーもあります。
ぜひ、ニューカレドニアに来られたなら。
国鳥であり、固有種であるカグーに是非会いにきて欲しいですね。