ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は夕方5時から、主人の友人のお葬式に参列してきました。
先週に自殺を図った彼です。
主人の幼馴染であったこの彼。
それでも最近はご無沙汰で、会ったのは3年ほど前だったそう。
残念ながら、私は会ったことがありませんでした。
白いバラを持ってきて欲しい。という遺族の意向で、午前中は白いバラを探して回ることに。
普段は気にしないところに花屋さんはあるものですね。
日本の花屋さんと違って、生花より造花の方が多かった店内。
ここでお墓に飾る花のほとんどが造花だからです。
生花だと暑いこの島で日持ちしないことから、造花を飾る人が多いのです。
生花もほとんどが花束になっていました。
自分で選んで花束にしてもらうのは難しそうです。
1軒目にはなくて。
2軒目で見つけて購入。
主人と2人で参列するために、2本購入。
2本で1100フラン。
斎場はうちから車で10分ほどの新しいところでした。
言われるまで気づきませんでした。
懐かしい面々と挨拶をする主人。
私が知っている顔も知らない顔も。
式典が始まって、祭壇には思い出の写真がスライドショーで映し出されました。
家族の笑顔の写真。
マリンスポーツをしている彼。
その中のボートの上で撮った写真に主人が反応するので、何かな。と思ったら。
横に写っているの、オレだ。っていうのです。
逆光のせいか、顔も暗すぎてわからない。
しかも髪の毛が長い?
私の知らない、子供の頃の主人がそこにはいました。
子供の頃、長い髪が流行ったから。って。
なるほどなるほどです。
讃美歌と息子さんのお礼の言葉と。
彼は左半身が不自由だったのに、アクティブでした。
負けず嫌いだったのでしょうね。
それでも、自殺をするほど追い詰められていた。
やるせないです。
ここでは土葬が一般的ですが、今回の彼は火葬されるそうです。
海が好きだった彼らしく、海洋散骨する予定だとか。
お葬式は、お世話になった故人にお別れを言う最後のチャンス。
でも、元気なときに会えていたらもっと良いわけです。
どんな形であっても、後悔するものですが。
後回しにせず、会えるときに、きちんと自分の気持ちを伝えていきたいですね。