無気力。わかります。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

不安定な天気です。

一応、お昼過ぎから晴れ間が出てきましたが。

 

 

 

 

今朝、通ったところ。

 

 

スポーツクラブです。

暴動の被害に遭ったところ。

 

 

 

窓は壊されて、マシンなどは壊されているようです。

放火もで、ダメージは大きいです。

 

このスポーツクラブ、他の支店も同じく被害に遭っているのです。

 

Google Mapもさすがに更新されていました。

臨時休業。って。

ですね。これでは営業できません。

 

 

ここまでの被害にあった企業が、いくら政府から補填があったとしても、元に戻そうとするでしょうか。

特に放火されてしまったところは再建が難しいでしょう。

諦めてしまう企業も多いと思われます。

 

 

 

 

無気力になっている人たちも多いようです。

わかります。

どこからどうすればいいのか分からない。

そのための資金はどこから来るのかも分からない。

未来が見えないからです。

 

 

 

例えば、このスポーツクラブの場合、解体するしかないでしょう。

でも、解体するだけでどのくらいの費用がかかるのでしょう。

 

 

同じように悩んでいる人も多いと思います。

 

 

 

ニューカレドニア政府は、フランスだけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、日本、バヌアツ、インドネシアやユーロ、太平洋共同体諸国にも再興の支援を要請すると発表しました。

 

 

ニューカレドニア議会のトップは、今回の暴動のきっかけになった選挙法の改正を撤回するように、マクロン大統領に書簡を送りました。

訴えを聞き入れてくれていたら、ここまでの規模の暴動にならなかったのではないか。とも話ています。

 

 

 

明日は11日。

ここニューカレドニアで、パリオリンピック聖火リレーが行われるはずでした。

当たり前の生活が崩れたこの暴動が始まって、もうすぐ1ヶ月。

 

 

今夜も大きな爆発音が聞こえてきます。