皺寄せと根比べ。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

風が強いものの、とても良い天気でした!

空気は乾燥しています。

 

 

 

うちから大通りに出て、左に行くと中規模のスーパーやガソリンスタンド、パン屋さんなどがあります。

ヌメア方向です。

 

 

右に行くと、市役所のある町。

大きなダメージを受けたスポーツクラブも。。

パン屋さんも小さなお店も、そして中学校もあります。

 

 

いつもは車ですが、今朝は右のパン屋さんへ、散歩がてら。

今は近道が閉鎖されているので、歩いて20分というところでしょうか。

こっちのパン屋さんのフランスパンは、しっとり系でパンくずがあまり出ないので主婦的にも嬉しいのです。

私はもちもちしっとり系が好き。

 

 

で、びっくりです。

なぜかパンが値上がりしていました。

先週、、いや月曜に行った時は、まだ130フランでした。

今日からでしょうか、140フランに。

 


小麦粉など手に入りにくなっていて、それでも販売してくれるのはありがたいのですが。

主食が値上がりするのはきついですね。

 

 

 

 

そして通り道にあるマクドナルド。

ここは略奪されて放火されたところ。

 

 

先週通った時は、被害に遭ってからそのままでしたが、今日はシャッターなどが閉まっていて、中には入れないようになっていました。

ドライブスルーも壊されています。

 

 

放火があったのは日中でしたが、消防車が来た様子もなかったのです。

他の放火現場でも、消防車は見ませんでしたね。

 

 

今も爆発音が聞こえてきます。

この1ヶ月で音には敏感になりました。

特に夜。。

 

 

 

 

 

我が家の買い物のメインであったディスカウントスーパーが略奪の被害に遭って、今でも閉店しています。

違うスーパーを利用するということは、それだけで費用が嵩むということ。

しかもあちこちでの値上げは容赦ありません。

 

 

結局、今回の暴動は、庶民が割りを食う形になったわけです。

まだ終わっていませんけども。

 

 

庶民の多くが職を失い、収入も減り。

少ない給料でやりくりする。

 

 

今月はボーナスが出るはずでした。

もちろんそんなものありません。

しかも今月に入って仕事がない状態の主人。

来月の給料はどうなるのでしょう。。

 

 

 

ここまで暴動が長引いているのは、フランスからの援軍も暴力を使わず平和的に収めようとしているから。

確かに、力でねじ伏せるやり方なら、すでに鎮圧しているでしょう。

でもそうしたら、絶対にしこりが残る。

 

マクロン大統領も見て見ぬふりをしているわけでないでしょう。

楽天的な考えでしょうが、、根本的な解決方法を探っていると思われますが。。

 

 

 

 

それでも庶民の体力がどこまで持つか。

根比べも、、キツくなってきました。

 

 

他人事のお偉いさんたちもその辺、理解して欲しいですね。