共同親権の改正案。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

昨夜からの雨も、朝起きたら止んでいて明るくなっていたので、もう降らないのだろうと油断をして買い物にでたら。

 

お店を出ようとした時には激しい雨が。。。

車まで10mほどの距離だというのに、びっしょりと雨に濡れてしまいました。

真面目にものすごくタイミングが悪かったです。

 

結局1日中雨が降ったり止んだりでしたね。

明日もこんな感じの天気のようです。

 

 

猫のドラはうらめしそうに外を見ています。

 

 

 

 

 

さて、昨日のニュースで、離婚後の共同親権についての改正案が閣議決定されたとありました。

両親の協議により、共同親権か単独親権化を決めることができるようです。

養育費も払わない人たちが多いと聞きますが、最優先事項になるということなので、財産の差し押さえなども可能になります。

今までより強く出ることができるわけです。

 

 

www3.nhk.or.jp

 

 

今までの単独親権に比べたら、私は一歩前進だと思います。

 

やはり、子供の養育は、親の権利とはではなくて、当たり前のことだと思うからです。

それだけ責任があるということ。

 

 

今は離婚後の親権は90%が母親になると言われています。

単独親権で外れた方の親は、縁が切れたと思う人もいるとか。

自分の子供なのに。です。

 

 

離婚前と同じような関係を子供達と続けたい父親からしてみたら、単独親権は足枷になります。

親権を持っていないことにより、元妻が子供に会わせてくれないとか、親権がないから子供の教育問題などに口を出せないとか、子供に関わることすら拒否されるなどの事例も報告されています。

でも、父親が親権を取るのは、稀です。

 

 

 

離婚と子供は別の問題です。

離婚したからと自分の子供に未来永劫会えないだなんて、悲しすぎます。

 

 

 

 

 

ここニューカレドニアはフランス領なので、この辺はフランスの民法に準じています。

そのために共同親権が普通です。

離婚しても、親子という関係は切ることができないからです。

 

 

なおかつ、フランスでは、事実婚も含めて子供がいるカップルが別れるケースが多いのです。

結婚したカップルだけに限定すると、離婚率は56%にも上ると言われます。

なので、周りに離婚したカップルが多いということになりますよね。

 

ということは民法もそれなりの事実をもとに成立されているということになります。

 

 

共同親権下に置かれた子供たちは、休みごとに親のところを行き来するケースが多いです。

同じ負担にするならば、養育費の問題もそう難しくないからでしょう。

片方の親だけに育児の比重をかけることはないと考えるからです。

 

 

 

 

私も当事者です。

5歳の時に両親が離婚をして父親に引き取られましたが、もし共同親権だったら、母親に会う機会が設けられていたのではないかと思うからです。

 

 

 

 

それでもデメリットはあります。

再婚した場合は、確かに前のパートナーとの子供がマイナスになるでしょう。

 

でもここでは、新しいパートナーに養育の義務もありません。

負担を強いることではないからです。

それでも同居している家族はたくさんいます。

家族の形はさまざまだからです。

 

 

そんな時に精神的に不安定にならないようにケアをどうするのか。

苗字をどうするのか。

離婚しても両親は近くに住んだ方がいいのかもしれません。

 

 

それでも子供の気持ちが一番です。

大人はどうにでもなります。

 

 

 

色々と問題はあるでしょうが、今回の民法改正案が、子供たちにとってきっと良いものになると信じています。