人種が違っても。

ニューカレドニアから、こんにちは。

 

今日は1日はっきりしない天気でした。

昨夜から崩れるという予報でしたが、雲が多いだけで特に大きく崩れることはありませんでした。

雨もパラパラと降っただけ。

それでも暗い雲だらけです。

 

 

 

 

庭のドラゴンフルーツの蕾が出てきていました。

いつの間にか。

 

そうですね。

この実の旬は3月中旬からなので、考えてみたら遅いくらいです。

 

 

 

この花の花言葉は、永遠の星、燃える心。

一夜限りの花です。

 

 

 

 

1週間ほど前。

ニュースでアウシュビッツのことを取り上げていました。

1月27日はアウシュビッツ解放記念日です。

 

その90%がユダヤ人。というアウシュビッツの収容所はあまりにも有名です。

 

私は子供の頃、「アンネの日記」からこの惨状を知りました。

ユダヤ人だというだけで、肌の色が白いというだけで迫害を受けていたあの頃。

集団ガス殺人は衝撃的でした。

 

 

 

 

愛国精神はわかります。

祖国を悪く言われると、寂しくなります。

 

でも人種差別とは別問題です。

 

人種によって上下関係はありません。

差別の理由にはなりません。

 

 

 

今でも続くかなり根深い問題です。

 

 

ここヌメアでも、フランス人が多く住む街、原住民が多く住む街、、

なんとなくの境界線があります。

 

住む場所だけではなく、学校でも。

都市部は顕著です。

 

 

フランス人にとって、支配層だという意識。

原住民にとっては、自分の土地だという意識。

その他にもいろいろな民族が住むこの島。

平行線です。

 

 

うちの主人も、ここで育ったからでしょうか。

人種差別的な発言をすることがあります。

 

例えば、息子のガールフレンドに。

あの人種はダメだ。とか。

この人種にしなさい。とか。

 

人種で恋するわけでもないのに。

それでも息子の周りにはいろいろな人種がいるので、私としても嬉しく思います。

 

 

一方で主人には、フランス人の友人はいません。

先入観ですよね。

 

 

 

確かに、日本でも差別があるでしょう。

小さな島国ですから、排他的な思想が根強くあるのもわかります。

閉鎖的とも言いますね。

 

 

でも、同じ人種でも考え方が違う人たちがいくらでもいます。

人種だから、ではなくて、性格的な問題だからでしょう。

 

 

お互いに敬って、足りないものを補えば。

もう少し違った未来があるのではないかと思うのです。

 

 

 

せっかく同じタイミングに生を受けた人たち。

人種が違っても同じ地球人です。

 

とは言っても。

歩み寄るということを行動で示すとなると、難しいものですね。