ニューカレドニアから、こんにちは。
今日は1日はっきりしない天気でした。
昨夜から崩れるという予報でしたが、雲が多いだけで特に大きく崩れることはありませんでした。
雨もパラパラと降っただけ。
それでも暗い雲だらけです。
庭のドラゴンフルーツの蕾が出てきていました。
いつの間にか。
そうですね。
この実の旬は3月中旬からなので、考えてみたら遅いくらいです。
この花の花言葉は、永遠の星、燃える心。
一夜限りの花です。
1週間ほど前。
ニュースでアウシュビッツのことを取り上げていました。
その90%がユダヤ人。というアウシュビッツの収容所はあまりにも有名です。
私は子供の頃、「アンネの日記」からこの惨状を知りました。
ユダヤ人だというだけで、肌の色が白いというだけで迫害を受けていたあの頃。
集団ガス殺人は衝撃的でした。
愛国精神はわかります。
祖国を悪く言われると、寂しくなります。
でも人種差別とは別問題です。
人種によって上下関係はありません。
差別の理由にはなりません。
今でも続くかなり根深い問題です。
ここヌメアでも、フランス人が多く住む街、原住民が多く住む街、、
なんとなくの境界線があります。
住む場所だけではなく、学校でも。
都市部は顕著です。
フランス人にとって、支配層だという意識。
原住民にとっては、自分の土地だという意識。
その他にもいろいろな民族が住むこの島。
平行線です。
うちの主人も、ここで育ったからでしょうか。
人種差別的な発言をすることがあります。
例えば、息子のガールフレンドに。
あの人種はダメだ。とか。
この人種にしなさい。とか。
人種で恋するわけでもないのに。
それでも息子の周りにはいろいろな人種がいるので、私としても嬉しく思います。
一方で主人には、フランス人の友人はいません。
先入観ですよね。
確かに、日本でも差別があるでしょう。
小さな島国ですから、排他的な思想が根強くあるのもわかります。
閉鎖的とも言いますね。
でも、同じ人種でも考え方が違う人たちがいくらでもいます。
人種だから、ではなくて、性格的な問題だからでしょう。
お互いに敬って、足りないものを補えば。
もう少し違った未来があるのではないかと思うのです。
せっかく同じタイミングに生を受けた人たち。
人種が違っても同じ地球人です。
とは言っても。
歩み寄るということを行動で示すとなると、難しいものですね。