ニューカレドニアから、こんばんは。
昨夜の激しい雨が嘘のように今朝は良い天気になりました。
でも風が強かったので、お昼頃には空は真っ白。
またまた崩れそうです。
この時期はだいたい風が強くなります。
花冷えですね。
せっかくライチの木に小さな花がついているのに、この風でかなり飛ばされてしまうのでしょうね。
柔な花は必要ないという自然界の厳しさが見えます。
午前中は、フランスの大統領、マクロンさんが、ヌメアのあちこちで住民とのふれあいの時間を設けました。
子供たちや女性たちがダンスや歌で歓迎してみたり。
サッカーの試合を覗いてみたり。
サインをもらって喜ぶ子供達の姿も。
フランス残留支持者が旗を持って歓迎ムードの中、ニューカレドニアの原住民である、カナックの旗を掲げている人たちも。
独立運動も、下火になったとはいえ、まだくすぶっているのは確かです。
だからこそ、訪問場所を原住民が多く住むエリアにしたのかもしれません。
午後には、ヌメアの中心部にある、ココティエ広場で、1時間以上の演説を行いました。
その様子はテレビやラジオでも中継され、かなりの人の関心を受けたようです。
現地にもたくさんの人たちが集まりました。
帰る人たちのひどい渋滞が起きたほど。
もちろん、3回の独立可否を決める国民投票にも触れてきました。
彼は感謝していると言いました。
残留という結果になったことを。
彼が直接この地でいうことの意味は大きいと思うのです。
やはりこの島が独立することは簡単ではないと思います。
これだけフランスの恩恵を受けている島が、その気持ちを裏切ることができるでしょうか。
今回の訪問でも、大きなギフトを残していきました。
それだけニューカレドニアが大事だという証拠。
いくら裏があったとしても、溺愛されているということですよね。
そして。
彼は次の訪問地、バヌアツへと行くことになります。