ニューカレドニアから、こんばんは。
今日もきれいに晴れ渡りました。
なんだかもう初夏のような気温です。
そう思っていたら。
お昼頃から雲が出てきました。
なんだか湿度も高く感じますね。
週末は崩れるのかもしれません。
雲が多くなってきたからか、夕暮れがきれいです。
今日のここのニュースで、人種差別を取り上げていました。
フランスにおいて、海外領土の住民たちの1/3は差別を受けたことがあるという報告が出たそうです。
根強く残る、人種差別です。
出身地、肌の色、目の色。。。
やはり海外領土よりフランス本土の方が、格上だという意識があるのでしょう。
それは昔の植民地による差別から来ているのかなと思います。
ニューカレドニアに住むフランス人も、そう考えている人が多いと聞きます。
どうしてそう考えるのでしょうね。
日本でも都会に住む人の方が偉い。と考えている人、少なからずいるでしょう。
地方を馬鹿にする人たち。
例えば。
フランス植民地時代の1960年から6年間、サハラ砂漠でも核実験が行われたことを先日、記事にしました。
アルジェリアはフランスから独立して60年になります。
1990年ごろまでフランスではこの戦争の背景など、事実を隠蔽していました。
アルジェリア独立の事実を知ることによってフランスのことを嫌いになる子供達が多いと考えたのでしょうか。
フランスのおかげでアルジェリアは発展したという概念がフランス人の中にあります。
そこから上下関係が出来上がってしまうのです。
でも、独立後の発展の方が大きいのです。
アルジェリアは1830年に植民地化されて、フランスの海外県になりました。
その後1954年に独立運動が高まり、アルジェリア戦争が勃発。
1962年に和平合意のもと、独立しました。
130年にもわたる植民地時代があったわけです。
マクロン大統領はフランス軍隊における犯罪行為の一部を認める報告書を公表しましたが、アルジェリア側は謝罪を要求。
結局、そこまで至りませんでした。
最も近くて最も遠い国と言われるアルジェリアとの対立は、60年経っても改善されていないのです。
皆、同じ命で。
皆、地球人で。
上下関係もない。
どこの国でも差別がある現実。
些細なことでマウントを取ろうとする人たちはどこにでもいます。
出身地、肌の色、目の色。。
そんなことは関係ありません。
ただ、平等に。
未来のために教え合うという関係なのです。