国内線ストライキ、未だ継続中。。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日もなんだか不安定な天気でした。

 

朝起きた時は良い天気だったのに。

パラパラと天気雨が降ってきて。

いつの間にか怪しい雲もやってきて。

 

今日は風がなかったのに、おかしなものですね。

 

あ、怪しい!

 

 

 

数日前に、国内線のストライキの話を記事にしました。

 

mikomiko85.hatenablog.com

 

 

 

ニューカレドニアの本島から、飛行機でほど近い距離にある離島。

 

 

 

 

ロイヤリティ諸島と言われる東の島々は。

ウベア、リフー、マレという島々。

南東にはイルデパン。

 

 

 

どの島々も観光客にとても人気な島なのです。

それぞれの趣が違って。

昔ながらの生活を続けてて、伝統を重んじて。

のんびりとした時間が流れる。

 

透き通った海を見ているだけで、幸せな気分になれること、間違いありません。

 

 

 

 

その島々に飛行機でご案内するのは、エアカレドニーという航空会社。

離島だけでなく、距離のある北部の町にも就航しています。

 

 

www.air-caledonie.nc

 

 

全席自由席のプロペラ機。

 

前身は1954年から。

現在の形になったのは1968年。

 

今ではニューカレドニア国内、10箇所に6機でやりくりしています。

 

 

そしてそのストライキがまだまだ続いています。

国内線空港には、ストライキを告げる大きな横断幕が貼られています。

 

ニューカレドニアニュースのホームページより

 

きっかけは、一人の女性パイロット。

 

まだ彼女はきちんとしたパイロットではありません。

研修時間とフライト時間が足りないからです。

そのため、試験には不合格。

 

試験に合格しなかったのは、自分がメラネシア人だからだ。

この不合格は人種差別だ。と言い出したのです。

 

 

組合に訴えて。

組合が会社側と交渉して。

 

会社側も歩み寄りで、タヒチにあるトレーニングセンターに行くように提案しました。

合格するようにサポートすると約束したのです。

 

それすらも彼女は拒否をしたのです。

 

組合側が求めるのは、即時パイロットとして彼女を無条件に復職させること。

 

 

ここでは組合の立場が強いです。

加えて、応援ストというのもあります。

組合員である以上、関係ない人のためにストライキに参加する必要があるのです。

 

組合に入るかどうかは、個人の自由ですが。

 

 

 

8月4日に始まったこのストライキ

すでに10日目。

それでも解決していません。

 

 

そして、明日も。

全ての発着便がキャンセルになることが発表されました。

 

イルデパンの飛行機に乗るはずだった乗客は、船に振替えになりました。

飛行機では20分の距離ですが、船では2時間半かかるのです。

 

 

 

コロナのせいで観光客が落ち込んで。

ようやくどうにか戻ってくるようになって。

 

しかも、2週間のバカンス中。

現地の家族連れなども動いていることでしょう。

 

それがたった一人のわがままによって。

だから、ストライキの国と言われてしまうのです。

 

 

 

会社が折れるということは、彼女をパイロットとして認めることになります。

乗客の安全にも関わってきます。

もちろん、変な前例になるわけです。

 

もし、組合が折れたら。

他の組合員にも、示しが付かないでしょう。

信用問題にも発展するでしょうね。

 

 

さて。

どこが合意点になるのでしょうか。