毎年100000匹もの動物が捨てられています。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

 

今日は青空でしたが。

とても湿気が多い1日でした。

夕立が来てもおかしくないな。と思ったほど。

 

 

 

 

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雲の形がわかるのがいいですね。


雲だらけの空では、形が見えませんから。

 

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椰子の木。

 

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青空〜。

 

 

週末はまた台風が通過するようです。

まだ予想ルートがいくつかあるようなので、実際どうなるのか。

 

 

先週末に降った大雨で、地盤沈下が起こっている地域さえあります。

 

明日から雨は降り始めるとのこと。

今回は少しでも逸れて欲しいなと思うばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

少し前に、日本でもニュースになりました。

もちろん、ニューカレドニアでもニュースで取り上げられました。

 

 

フランスの動物愛護の法改正に伴い、ペットショップでの犬猫の販売は2024年から禁止になると言うこと。

 

 

 

 

ペットショップのショーケースで見て、可愛いと衝動買いする人が多いのです。

確かにショーケースの中でキャンキャン言いながらその時を待っている犬や猫、可愛いですものね。

購買意欲を促すために、可愛い動物は前面に飾られているでしょう。

 

 

 

フランスはペットを飼っている家が多いのですが、それと同時に、捨てられるペットが多いことでも知られます。

 

なんと、毎年約10万匹もの犬猫が、飼育放棄により捨てられるのです。

日本も同じくらいの数と見られていますが、日本の人口はフランスの倍くらい。

人口比にするとかなり違います。

 

 

 

フランスは労働者の国です。

普通であれば、1ヶ月に2、5日の有給がもらえます。

1年にすると30日になるわけですが。

 

そんな長期のバカンスを取るのに、ペットの存在が邪魔になるわけです。

スクールバカンスに合わせて親も長期休暇を取る家庭が多いですからね。

 

 

例えば、フランスで公園や森の中などに自分が飼っていた動物を捨てた場合。

最大で2年の懲役、30000ユーロの罰金が科せられます。

加えて、ブラックリストに名前が載りますので、2度と動物を飼うことができなくなります。

それでも減らないのです。

 

 

この法案は、そんな感じに無責任に飼って捨てられるペットを減らすのが目的なのです。

 

 

一見、焦点がずれているような気がするこの法案ですが。

きちんと考えてみると、意外に理にかなっているとも言えます。

 

 

 

 

ペットショップで買うことができないとなると、ブリーダーからの直接の取引が主流になるでしょう。

買い手がブリーダーのチェックもできます。

悪質な劣等な飼育状態での営業が難しくなります。

口コミも重要になってきますからね。

 

 

買い手としたら、時間と手間もかかります。

その間に一度冷静になることができるでしょう。

ブリーダーに色々と指導をしてもらえるでしょう。

何か不安になったことでも、しっかり質問できるでしょう。

親や兄弟などがわかると、安心しますよね。

 

 

フランスの動物の保護施設は、いつも飽和状態だと聞きます。

人間の身勝手によって、捨てられた動物たち。

 

 

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ニューカレドニアのフリーペーパーに載っていた、里親を探す広告。

 

 

 

可愛いペットたちは癒してくれますが。

現実はどうでしょう。

 

もちろん、生き物です。

おしっこもします。

うんちもします。

餌も与えないといけません。

医者に行けば、お金もかかります。

 

10年は軽く生きるでしょう。

 

 

一度飼うと決めたなら、責任を持たないといけません。

飼い主だから、何をしてもいいわけではありません。

 

 

癒してくれた存在であるペットを捨てることができるなんて。

信じられませんね。

 

 

 

この法案で少しは歯止めがかかるか。

モラルの問題も含めて、考える必要がありそうです。