ニューカレドニアから、こんばんは。
今朝は眩しい太陽が顔を出していましたが。
やはり一時的なものでした。
すぐに怪しい雲がやってきて、太陽はどこかに隠れてしまいました。
寂しいです。
今週半ばには台風も近づくとか。
終わりませんね。
雨は。
先週末は、川が氾濫したり、道路が冠水したり。
大きな被害があちこちで聞かれました。
かなりの量が降ったから、仕方ないですが、、
同じポイントで同じような災害が起こるのは、お役所の怠慢でしょう。
人災にならないようにしっかり整備して欲しいなと思いますね。
先日は、横浜の野毛山動物園とニューカレドニアの繋がりを記事にしました。
ニューカレドニアの固有種である、カグーを日本で飼育しているのはこの動物園のみ。
今日は、鳥羽水族館のお話です。
鳥羽水族館は三重県鳥羽市にある、日本屈指の規模を誇る水族館です。
飼育種類はなんと日本一!
約1200種類もの生き物が展示されているのです。
4月になると、水中入社式を行うことでも、有名ですよね。
なんで、その鳥羽水族館を紹介するのかと言いますと。
この水族館は、ニューカレドニアと密接なつながりがあるから。
1978年3月に、ニューカレドニアのヌメアにあるラグーン水族館は、2匹のオオベソオウムガイを寄贈。
それからずっと友好関係にあるのです。
孵化と飼育に関して、情報を共有しつつ、もちろん今に至るまで研究を重ねています。
オオベソオウムガイの孵化にも成功していて、去年の8月にも赤ちゃんが生まれています。
孵化に成功したのは、世界でこの鳥羽水族館とヌメアのラグーン水族館のみ。
鳥羽水族館は、世界初の3世繁殖も成功しています。
そのおかげでこの鳥羽水族館は、日本の動物園、水族館に与えられる最高の名誉である「古賀賞」を、オオベソオウムガイとオウムガイの孵化飼育に関して評価されて受賞しているのです。
2012年のことです。
古賀賞とは、飼育下における繁殖が困難で、世界的にも例の少ない種の繁殖の功績を称え、国内の動物園、水族館に与えられる最も名誉な賞。
上野動物園の初代園長の古賀忠雄氏の業績を記念して作られた賞なのです。
(Wikipediaより)
オオベソオウムガイは、約4億年前から生息していて、その頃から形をほとんど変えていないとも言われています。
オーストラリア、南太平洋海域の150mから300mくらいの深さに生息していて、昼間は比較的深いところに、夜になると餌を探しに浅い所まで移動するオオベソオウムガイ。
大きな殻の中はいくつもの部屋があって、その中にガスを満たして浮力を調整しているので、プカプカ浮いているように見えるのです。
90を超える触手があるので、一見、大きな殻を持つ巻貝やカタツムリの仲間見えますが、なんとイカやタコの仲間なのですよ。
ニューカレドニアとこんなに離れた日本の三重県でこんな友好関係が築かれているとは。
距離にして約7000キロです。
なんか不思議ですよね。
機会がありましたら、ニューカレドニアにゆかりの鳥羽水族館、訪ねてみて下さい!!