ニューカレドニアから、こんばんは。
しばらく暖かな日が続いていたヌメアですが。
今日は、、寒い1日でした。
低気圧が近くにいて、とても風が強かったからでしょう。
250年前の昨日。
1774年9月4日に、ジェームスクックがニューカレドニアを発見しました。
彼にとって2度目の南太平洋への航海で、イースター島、マルケサス諸島、タヒチ、トンガ、ニューヘブリディス諸島を回ったあと、ニュージーランドに入ろうとした時に、地図にもなかったこの島、ニューカレドニアを発見したのです。
ニューカレドニアという名前も、ジェームスクックがつけています。
ラテン語で彼のお父さんの故郷であるスコットランド、カレドニアを思い出すと、その前にニューをつけて、ニューカレドニア。
上陸したのは、9月5日。
バラッド海峡といわれる、無数の島と浅瀬に囲まれて上陸が困難だったところに、先住民がカヌーで迎え入れたと言います。
もともと珊瑚の環礁に囲まれているニューカレドニア。
その頃から難破船が多かったと言います。
ジェームスクックは、このニューカレドニアを探検したという証拠に、当時のイギリス国王ジョージ3世の肖像画が描かれてあったメダルを残していっています。
地元のヤムイモやサトウキビをガラス製品や金属に交換したり。
先住民には友好的な歓迎を受けたといわれます。
日本で1774年は、江戸時代です。
徳川家の10代将軍、家治。
賢い将軍として知られる人です。
イギリス籍のジェームスクックに発見されたこのニューカレドニアですが、この後1853年にフランス領になります。
世界は植民地時代に突入していくわけです。
オーストラリアなどと同じく、そのままイギリス領になっていたら。
またこの国の未来は変わっていたでしょうか。