住みやすい街や家というのは。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日もとっても良い天気でした。

週末のロックダウンが解かれたこともあって、あちこち人が多かったようです。

 

待ち望んでいたからでしょう。

 

 

 

暑い1日でした。

 

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猫も暑いからでしょう。コンクリートの上で休んでいます。

 

 

 

やはりここ数日と同じように、お昼すぎから雲が多い空模様に。

気温が上がりすぎているから、仕方ないですね。

 

 

 

 

 

 

朝食時に、主人と口論になりました。

 

ヌメアにはマジェンタタワーと言われる、ツインタワーがあります。

そこは公共住宅。

抽選により、所得の低い家族を中心に、入居できるところです。

でも、家賃が安いかと言うと、そうでもありません。

 

そこには老若男女たくさんの人が住んでいます。

老朽化が進んで、取り壊しも考えているけれど、あまりにたくさんの人が住んでいるから、市も頭を抱えているようです。

 

 

 

息子の友人の従兄弟が家族でそこに住んでいると言う話になり。

彼らが暑い!と言っていたと聞き。

タワーだから、ビル風が強いのでは?と聞いた私に。

 

住んでいるのは、下層階だよ。と言う主人。

 

息子の友人家族は知っているけど、そのいとこの家族構成まで知らないし。

息子でさえ階数を知らないみたい。

 

 

 

障害者や年配の人は上層階に住んではいけない。

1階じゃないと、何かあったときに困る。

と言い出した主人に、いつの間にか反論していました。

 

 

彼らが障害者とか年配者とどうして決めつけるのか。

例え障害者だって、車椅子の人だって、年配の人だって、上層階に住む権利はあると思う。

と言ったのが気に食わなかったよう。

 

 

いくらエレベーターがあっても、非常時には階段を使うことになる。

そうなったら、車椅子の人は逃げ遅れてしまうだろう。

責任を負うのは、そのビルのオーナーだから、入居拒否をする権利はある。と。

 

 

 

確かに非常時には助けがないと避難できないかもしれません。

でもそれは障害者に限ってのことではないと思うのです。

そういう時って、冷静な判断ができないから。

 

 

 

他人が決めることなのでしょうか。

入居者が決めるべきだと思うのです。

 

 

 

 

タワーマンションの上層階に車椅子の人は住めないのでしょうか。

住んでいた人が障害者になったら、追い出されるのでしょうか。

 

高層階のホテルに、車椅子の人が宿泊できないのでしょうか。

高層階にあるレストランには車椅子や人が足の不自由な人は利用できないのでしょうか。

 

 

 

そんなこともないと思うのです。

 

例え5階でもエレベーターがないと辛いでしょう。

健常者でも。

それは同じこと。

 

 

もし、オーナーが拒否したら。

このご時世、差別だ、とバッシングされるでしょう。

 

 

確かにリスクは一般の人より大きいでしょうが。

初めから、その権利を奪うのは良くないのではないでしょうか。

 

 

 

 

自分から望んで障害者になる人はいません。

明日、事故にあうかもしれない。

自分ではなくて、家族がそうなるかもしれない。

今、健常者であっても、いつ障害者になるかは誰にもわからないのです。

 

 

 

そんな時、利用を拒否されたら。

悲しいです。

 

 

 

 

誰もが、物理的ではなくても精神的に助け合って支え合って生きているのです。

誰もが歳をとっていくのですから。

 

 

実際、うちは平屋ですが、車椅子ではストレスがたまるだろうと思う家です。

一概に平屋だから大丈夫、高層マンションだから良くないということもないでしょう。

 

 

 

 

どんな人でも住みたいと思える、優しい街、家づくり。

実際住んで良かったと思える街、家づくり。

入れ物だけでなく、心も優しい街。

 

安心して快適に暮らせる街や家。

 

 

 

どうであれ、排他的な考えはよくないと思ったのです。

偽善かもしれませんが、人類皆平等なのですから。