命の重さ。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今朝7時ごろはどんより暗い雲が覆っていたので、雨が降るかと思いきや、、

風もないのに、9時ごろからその雲たちはどこかへ行ってしまいました。

 

そこからは青空です。

雲もありますが、白い雲なので、問題ありません。

 

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雲の形を見ていると飽きませんね。

 

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これも形がキレイです。

 

 

 

今日は義父がうちの電気線の調子が悪いところを見にきてくれました。

彼はもともとエンジニアです。

フランスから転勤でここニューカレドニアへ。

 

すでに77歳。

定年退職して、もちろん年は取ってきていますが、まだまだ電気配線などは問題ないですね。

うちの主人よりずっと頼りになります(笑。

 

 

 

その義父が、帰り際。

うちの犬のクッキーを見て。

 

おやや、こんなに痩せて。

死期が近づいているね。

かわいそうに。

安楽死させないの?

 

 

はい?と耳を疑いました。

息子が聞いていたかわかりません。

 

 

 

うちに12年いる犬です。

もちろん義父も良く知っています。

 

少し前まで、義父がうちにくると、尻尾を振って大喜びしていたクッキー。

賢いな。って可愛がってくれてたのに。

 

 

確かに、クッキーはひとまわり小さくなりました。

足取りも弱々しいです。

でも、まだ生きてます。

 

 

最近は食へのこだわりも毎日変わってきています。

昨日美味しそうに食べたものも、今日食べてくれるとは限りません。

試行錯誤をしているものの、痩せていく一方です。

 

 

 

最期まで見届けようと思っているけれども、親しい義父にさえこんなことを言われると、これはクッキーのためなのかなと。

もしかして、飼い主の自己満足なのかなと。

 

 

確かに他人から見たら、犬がかわいそうに思えるのでしょうか。

苦しまずに、、殺すのがいいのか。

 

自分たちが正しいのかもわかりません。

安楽死をさせる勇気もありません。 

 

 

殺してしまったら、もう終わりなのです。

やり直しがききません。

どこを探しても、生きているペットには会えないのです。

 

 

 

 

 

 

 

でもね。

 

口に出して言うことではないのでは。と思ったのです。

センシティブな問題ですから。

  

 

 

例えば、義母も85歳。

腰は曲がっていないものの、シワシワヨボヨボのおばあちゃんです。

 

じゃ、他人がその義母を見て、もう寿命だね。生きてて辛くないの?って言ったら?

義父はどう思うのでしょう。

 

 

 

 

 

 

色々な意見があって当たり前です。

 

 

 

クッキーは聞いていたでしょう。

こんなことは犬でもわかるのです。

いつもなら義父を門のところまで見送るクッキーでしたが、今日は動きませんでした。

好意的ではないということがわかったからでしょう。

 

 

犬だから。人間だから。ではないです。

生きている命に重い軽いもありません。

 

 

だって、お互い助け合って生きているわけだから。

生きていることに意味があるのです。 

 

 

 

ペットを飼うことは、子供の教育にとても良いと言われます。

お世話することにより、責任感を持つようになるし、命の大切さを学ぶこともできます。

癒されることにより、感情が豊かになるし、思いやりを持つこともできる。

 

 

命の大切さ。

命の重さ。

いずれくるペットとの別れ。

 

 

 

 

息子と一緒に、家族の死ということを、後悔ないように考えて。

残り少ない日々を、クッキーと楽しく過ごせたらいいのかなと思ってます。