ペットを看取るとき。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

 

お昼前からまた雨が降ってきました。

 

f:id:mikomiko85:20220129154808j:plain

昨日よりはマシだけど。

 

明日には回復していくだろうと言われています。

夕方になって小降りになっているのは、だからでしょうか。

 

 

 

今回の雨量はとてもひどいです。

 

 

川の氾濫や、下水処理が追いつかず道路冠水などの被害もでました。

土砂崩れもあちこちで起こったようです。

 

 

 

f:id:mikomiko85:20220129155354j:plain

ダンベアの公園は川が氾濫。。ニューカレドニアニュースのホームページより

 

 

元々今月は雨が多かったので、土砂崩れも予想できたことでしたね。

 

 

 

 

 

最近、隣の家の犬が元気ないように見えるのです。

フェンス越しに見えるその犬は、よろよろしてちゃんと歩けない感じ。

年齢をきちんとは知りませんが、老犬です。

 

 

見ていると、うちで飼っていたクッキーを思い出します。

2021年6月末に亡くなった犬、クッキー。

 

2009年の3月。

息子が4歳の誕生日プレゼントでした。

親戚が、好きなの持っていっていいよ。って言ってくれたのです。

 

その家に遊びに行くたびに、息子は子犬たちと戯れていましたから、犬好きというのはわかっていたのでしょう。

 

最初の頃は息子も手加減を知らず、ハラハラでしたが。

いつの間にか息子にとって弟のような関係になり。

 

 

 

2020年の11月ごろにお尻に腫瘍ができてしまって。

それからです。

 

 

2021年2月末に医者に連れて行った時、治る見込みはないと言われてしまったのです。

腫瘍を小さくすることは薬でできるかもしれないけど、完治は無理だ。と。

 

 

薬も効いたり効かなかったり。

現実を見ていると、とても悲しくなりました。

 

周りの人は痛々しい姿のクッキーを見て、薬を使わないの?と言ってきました。

この場合の薬は、安楽死を選ぶための薬です。

 

 

 

結局は、最後まで自然に任せました。

腫瘍を小さくする薬も途中で止めました。

 

腫瘍が腸を圧迫して、食欲もなくなり。

ガリガリに痩せて。。。

 

 

mikomiko85.hatenablog.com

 

 

 

 

勇気がありませんでした。

安楽死をさせた方がクッキーにとって良かったのかも。と今でも思います。

 

痛みや痒みや違和感とずっと戦っていたのに、その感覚を取り除いてあげることができませんでした。

目に涙が溜まっているのを見るたびに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 

 

f:id:mikomiko85:20220129172319j:plain

余命宣告された頃のクッキー。

 

 

安楽死を選択するのも勇気がいります。

しないのも勇気がいるのです。

どちらにしても後悔するもの。

後悔のない選択はないのです。

 

 

ずっと愛情をかけて一緒にいた飼い主が、悩んで悩んで選んだ道。

確かに、ペットは拒否できません。

 

 

動物はどうしても人間より短命です。

命があるということは死も必ず訪れます。

頭のどこかで分かっていても、その現実を受け入れるのはとても辛いことです。

 

 

 

 

 

私の友人が経営しているペットのお葬式やさんです。

 

www.petpapa.jp

 

 

ぽっかりと心に穴が空いたような時。

そんな気持ちに寄り添ってくれる人たちです。