血縁主義と出生地主義。

ニューカレドニアからこんばんは。

 

今日は穏やかな1日でした。

 

 

今日は国籍の話です。

 

2005年に生まれた息子。

父親がフランス国籍なので、フランスと日本の国籍を持っています。

 

もちろん、日本に、生まれてから3ヶ月以内に届け出ないといけません。

 

 

ちなみに、ここは血統主義なので、例えば、日本人カップルが子供をここで産んだとしても、その子供はフランス国籍をもらうことはできません。

 

アメリカなどは出生地主義ですね。

日本は、血統主義です。

 

 

ですので、息子は今のところ、二重国籍

パスポートも2つあります。

 

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フランスのパスポートはもちろん、ユーロ圏でも強いです。

 

日本国籍は、22歳まで保留できます。

息子にはきちんと考えて選択してもらいたいですね。

 

 

以前はこれがかなり曖昧でした。

日本サイドには、フランス国籍を放棄したと連絡をし、フランス側には日本国籍を放棄したと連絡をして、2つ国籍を持つ人も多かったと聞きます。

 

でも、今はそんなことはできません。

 

きちんとした書類を提出することになります。

片方の国籍を放棄したと言う証明書も必要ですので、ズルはできないようになっています。

 

また、22歳になって、自分から申告しないと、自動的に日本国籍を失うことになります。

 

 

どちらが得なのか。

それは難しいと思いますね。

 

実際、私も、フランス国籍を取ることも可能です。

もちろん日本国籍を放棄した上で。です。

 

でもでも。。

メリットが感じられないのです。

 

日本人ではなくなると言うのも、、、

今は確かに日本に住んでいませんから、日本人じゃないと言えばそうかもしれませんが、、

そこまでの勇気と覚悟はないですね。

 

 

ちなみに、ここで、フランスのパスポートを取得する場合。

市役所で手続きができます。

 

うちの市役所では、、、

まず、その旨を相談する。

そうすると、何が必要なのか、教えてくれる。

そして、予約を取る。

 

予約するのは、書類を提出する日です。

1ヶ月ほど時間が開くこともあります。

 

そして、その指定された日時に行って、書類を提出、写真もそこで撮ります。

 

そこからさらに2〜3週間後にできたと言う、連絡が入るとわけです。

 

 

ちなみに、パスポート作成料金は。

なんとかかりません。

無料でした。

びっくりしました。

 

 

前回、主人のパスポートを取りに行った時ですから、2年ほど前でしたが。

これが2回目でしたが、2回とも、かかっていないです。

 

ただ、証明写真。

1回目は、市役所で撮ってくれましたが、前回は自分でとるようにいわれました。

そのくらいですね。

 

 

日本のパスポート代は高すぎ!ですね。

 

 

今では実力で国籍を取得することもできます。

多重国籍を認めている国もあります。

 

大人になったら、自分で責任を持って切り開いて行って貰いましょう。

親の敷いたレールの上を進むのも味気ないでしょうから。

 

 

 

血縁主義と出生地主義

どちらが良いのでしょう。

 

 

私の友人で、オーストラリア人の旦那さんを持つ日本人ママがいます。

旦那さんの実家はニュージーランドにあります。

 

いろいろ考えて、赤ちゃんをニュージーランドで産んでいます。

 

赤ちゃんは、日本、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国の国籍を持っているようです。

 

もちろん、親のエゴかもしれません。

でも、子供の可能性を広げると言うのには、いいことなのかもしれません。

 

最終的には子供自身の判断でしょうが。