平凡な毎日も悪くない。

ニューカレドニアからこんばんは。

 

今日はのんびりとした日曜でした。

いつもと変わらずというか、平凡というか。

 

平凡というと、つまらないというイメージ。

でも、それが当たり前ではなくなった時。。

 

 

熊本の球磨川氾濫もものすごい水量でびっくりです。

昔、父に連れられて、人吉の温泉街に宿泊した記憶があります。

あの辺一帯、ものすごいことになっているようです。。

 

 

 

とは言え、我が家は海から近く低いです。

海、高速道路、マングローブ、平地、そして我が家。

 

途中遮るものもありませんから、津波がきたら、まず流されるでしょうね。

 

 

一応、ここニューカレドニアは、サンゴ礁に囲まれています。

オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ世界第2位の長さを誇るサンゴの環礁。

ちなみにグレートバリアリーフは長さ2600キロメートル。

ニューカレドニアリーフは長さ1500キロメートル。

これはユネスコ世界遺産に2008年に認定されました。

 

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ニューカレドニア近海にあるサンゴの壁。上空から見るとものすごく幻想的です。

 

このサンゴの環礁が壁になってくれて、津波にしても、地震にしても、吸収してしまうのです。

 

 

 

元々、この島はジーランディア大陸の一部。

 

南極大陸から、オーストラリア大陸から、ニュージーランドとともに地殻変動で分離して、その後、海にも沈んでいます。

今でもジーランディアのほとんどの部分は海の中。

1キロ以上もの深い海の中に眠っているところさえあります。

 

 

この辺はとても興味のあることなので、話が長くなりますので、また今度に(笑。

 

 

今ではサンゴの壁も、昔は普通の山々だったのでしょう。

サンゴからできた島でも、火山からできた島でもないのです。

 

そのためにニューカレドニアは独自の生態系を持っています。

ニュージーランドとも似ているけど、ちょっと違う。

 

植物にしても動物にしても、固有種が多いのはそのためなのです。

 

マイナーな島ですが、知れば知るほど、噛めば噛むほど、味が出るスルメのような島なのです。

 

 

それにしても、平穏な日々が一番。

高望みせずに、身の丈にあった、今ある日常に感謝して。

大きな災害があると余計にそう思います。

 

 

そんな毎日も、悪くありません。

 

 

今回の災害で被災してしまったすべての人に。

早く穏やかな日常が戻りますように。