トップが逮捕されて。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

数日前に載せた、フォーシーズンレモンの花がさらに増えたように思えます。

蜂が集まっているのもありがたいですね。

 

 

 

夕方少し頭痛がしたので横になっていたら、、

1通のメールが届きました。

昔の同僚からでした。

 

暴動のことと、、当時の社長のこと。

 

その社長は人が良すぎて、社内の人間に裏切られて、逃げるようにニューカレドニアを後にしました。

私があの会社を辞めて数年後のことです。

その彼が亡くなったと。

 

 

彼がいなければ、私はここニューカレドニアに来ることもなかったのです。

何度も断ったのに、根気よく誘ってくれた彼。

 

私がシドニーに渡った後も国際電話を酔っ払ってはかけてくれました。

一緒に仕事も、飲みながら本当に色々なことを話して白熱して、そして教えてくれたのです。

 

 

それに私にプロポーズをしてくれた数少ない人でした。

交際もしていないのに、彼には家族もいたので、きっと冗談だろうと軽く流してしまったこと。

きちんとお断りすればよかったのか。

そんなことが思い出されます。

 

彼女に言われて、写真を探してみたのです。

随分前です。

スマホも普及する前です。

 

何枚かの紙焼き写真を見ても、彼がきちんと写っているものがないのです。

一気に寂しさが溢れてきました。。

 

 

 

一時的でも日本に帰国したくなります。

お世話になった人たちに会っておきたい。

いつどうなるかわからないご時世ですから。。

 

 

 

 

 

 

今朝早く。

ニューカレドニアの独立派CCATのトップを含む11人が逮捕されました。

 

CCATとは、

Cellule de Coordination des Actions de Terran。

英語名では、Coordination Cell for Field Actionsの略です。

 

日本語では色々な訳し方がありますが、、

ニューカレドニア独立運動における調整機構という感じでしょうか。

2023年の11月に創設された、選挙改正案に反対する運動を主導している団体なのです。

 

 

トップは観念したのか自ら軍事警察に連絡をしたといいます。

 

 

この1ヶ月以上もの捜査で、今回の犯罪や犯罪の準備。

武器による窃盗。

組織的な放火による器物損壊。

さらに、殺人未遂や教唆、共謀。

 

あげた容疑はキリがないそうです。

この11人はヌメアの軍警事務所に勾留されています。

 

 

そのため、報復を恐れて、早くに店を閉めるところや逮捕のために通行止めが起きたり。

慌ただしかったように思えます。

夕方から夜にかけてもあちこちで暴れている輩がいるようです。

今も近くから遠くから、爆発音が聞こえてきます。

 

 

この団体だけの力だけではないでしょう。

やはり外部の何かの力が加わっているはず。

バックにとてつもなく大きなものがいるように思えます。

 

 

その辺もはっきりすることができたら。

この暴動も収束がつくのかもしれません。

 

 

どうしてここまでの事態になってしまったのか。

どこまで自白を引き出すことができるか。

勾留期間は最長96時間です。