学校は守られる場所だと思うのです。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

今日は学校が再開されて2日目。

それでもあちこちで道路の閉鎖がありました。

特に大きかったのは、この暴動で亡くなった子供のお葬式と追悼のデモ行進でした。

この市の大酋長さんのお孫さんだったから余計です。

 

 

 

国際線空港への通り道だったために、足止めを食らったり、急に国内線空港から空路で国際線空港に移動することになったりとバタバタした乗客たちもいたようです。

 

昨日からいくつかの臨時便が就航しています。

今夜は東京便も。

 

乗客のほとんどがフランス人です。

東京便といっても経由してフランスに帰る人たちのため。

この暴動のせいもあって、本国に帰りたい方たち。

多いでしょう。

 

 

でも、フランスは安全なのでしょうか。

今のご時世、安全だと言い切れる国は、、、本当に少ないと思いますね。

 

 

 

 

どう考えても、暴動で学校や教育機関を標的にするのはおかしいと思います。

子供たちの学ぶ機会を取り上げることは、この国の未来をも曲げることになります。

 

実際、昨日再開した学校は、ニューカレドニア全体の学校数の半数にも満たないのです。

 

 

学校にしても、まだまだ安全が保障されていないことばかりです。

バスも許可が出ていないのに、子供たちを乗せる自家用車が大丈夫というのもおかしな話です。

学校の近くで未だ爆発音がしても、親は子供達を学校に行かせるでしょうか。

 

 

 

フランスのマクロン大統領は、可決されていた選挙改正案を保留する。と発表しました。

 

今となっては、選挙改正案は重要ではなくなってきているように思えます。

それより過激派を収めるには、独立を支持する方向でフランスが動くことなのかもしれません。

だんだん望みが高くなってきています。

 

そして彼は、圧力や暴力に屈することなく、再建のために立ちあがろう。と呼びかけました。

 

 

この国の未来のため。

子供たちのため。

 

何が最善なのか、冷静になってよく考えることが大事なのでしょうね。