母からのメール

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日はどんより曇り空。

と思ったら、8時ごろから雨。

1時間ほどで止んだけれども、はっきりしない天気です。

夕方にもまた強い雨が降ってきました。

明日もこんな感じなのかもしれません。

 

 

主人が夜勤で夕食は二人だけなので、息子が作ってくれました!

ガーリックと卵のチャーハンです。

 

 

油ギトギトのチャーハンでしたが、おいしかったです。

 

 

 

 

 

一昨日に、実母からメールが来ました。

短いメール。

元気にしていますか

 

 

私は実母と5歳の時に別れています。

両親の離婚が原因。

父の暴力から浮気をしてしまった母。

専業主婦だった母は娘二人の親権を取れず、離婚。

結局父親に引き取られました。

 

数年はやりとりがありましたが、母の再婚相手の田舎へ引っ越すことになり、父の再婚も重なり、音信不通に。

 

でも、私が24歳の時に、急に名乗りを上げてきたんです。

姉が新聞に投稿した詩を読んで、いてもたってもいられず。だったそう。

 

 

再会したときは、、変な感じでした。

顔も思い出のままだったけど、時間が経ちすぎました。

どんな接し方をすればいいのか、わからなかった。

 

母もすでに家庭があったからというのもあったでしょう。

20年近い時間はすぐに埋められるわけではありません。

その間の行き場のない母への愛情は、すっかり冷めてしまったのです。

 

 

 

自分の誕生日の翌日に父親違いの妹が死んでから、笑わなくなった母。

さらにどう距離をとったらいいのか、分からなくなりました。

 

 

でも、息子ができて、少し母親の気持ちがわかるようになったからか、話せるようになったのです。

父とのこと、自分が赤ちゃんだった時のこと、など、色々とメールで話をしました。

普通の親子に近づいたかなと思ってたんです。

 

 

 

で。

2回目の家族で帰国の時、聞いたんです。

今回も遊びに行ってもいい?と。

 

 

そしたら。

前回、とっても疲れてあの後大変だったら、今回は来ないでくれ。と。

 

確かに母は年齢も年齢。

わかります。

でも息子は、、孫です。

 

 

 

歓迎されてないというのがわかってしまって、寂しかったこと。

母の家だけど、私にとっては実家でもない。から仕方ないですが。

拒否されることで、ここまでダメージを受けるとは思いませんでした。

 

 

 

1度捨てられているわけです。

実母にです。

怖いのです。

 

恨まれても仕方ないことをした。と再会した当時、母は言っていました。

恨んではいません。

許しても過去は消えないのです。

 

 

その帰国の時から、また距離を置くことにしました。

頻繁にやり取りしていたメールも、ほとんどしなくなりました。

それで、一昨日です。

 

 

年齢も年齢だから、意地を張ったままでいいのか、考えます。

もしかして後悔するかもしれない。

 

やはり生みの親ですから、リスペクトするのが普通でしょう。

そう考えても、捨てられたという過去。これが判断を鈍らせるのです。

 

 

 

母が18年前にここに遊びにきたときに置いていった、私のカーディガン。

母が出て行っても、このカーディガンがここの支えでした。

 

 

元気でいることくらいは伝えようと、返事を出しました。

 

気にかけてくれてありがとう。

こっちは皆おかげさまで元気です。

 

 

 

親子の形は色々あります。

本当にいくつもあります。