ニューカレドニアから、こんにちは。
昨日までの鬱憤を晴らすかのように天気が回復してきました。
雨のおかげで、数日前に見たドラゴンフルーツの実が少し大きくなってました。
この緑の実がある程度大きくなると、色が変わってきます。
一応、雨は落ち着きましたが、、
もうしばらく曇りがちの天気が続くみたいです。
さて、来週からここニューカレドニアで新学年が始まります。
ここはフランス領といえども気候が違うので、独自の学校スケジュールを持っています。
ちなみにタヒチはフランスとほぼ同じスケジュールです。
ほとんどの学校において、入学式も始業式も特にないために、初日から授業が始まります。
だから。
日本のように「入学おめでとう」という言葉は使われないのです。
入学より卒業の方が難しいから。
近年言われていることですが、ここの教育の質はとても低いです。
特に数学。
それは大人のレベルが、日本の小学生の低学年のとたいして変わりません。
嫌いな人が多いからです。
きっと教える方にも問題があるのでしょう。
そして今年は、英語に力を入れるそうです。
オーストラリアのメルボルンから教師の交換留学を得て、フランス語と英語のバイリンガルを多く育てるのを目標にしているようです。
バイリンガルはそんなに簡単に育つものではありません。
いくらネイティブの教師に習ったとしても、1日数時間で身につくものではありません。
もちろん家庭での協力も必要でしょう。
それなりに教材も必要でしょう。
本国フランスは、大陸の一部にあるために隣国が身近な存在です。
そのために初めに習う第2外国語は、スペイン語。
ただ、ここでスペイン語は役に立ちません。
それより、ここから近いオーストラリアやニュージーランドの言語である英語に力を入れるのはいいことだと思います。
フランス人は他の国の言語をを学ぶのは嫌いです。
フランス語が一番だというプライドがあるからです。
でも、凝り固まったプライドより、子供たちの未来が重要です。
さて、バイリンガル作戦は上手くいくでしょうか。
長期戦になるでしょうね。