運転者の重責。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日は4連休最後の日。

天気はまずまずでした。

 

 

 

今日のニュースにこんな記事が載っていました。

 

la1ere.francetvinfo.fr

 

 

ニューカレドニアの交通事故についてです。

とても事故率が高いこの島。

どうしても交通手段が限られてしまうからでしょう。

 

 

事故の原因として、飲酒運転、そしてスピードの出し過ぎ。

そして大麻も関係している事故が多いです。

 

 

 

ニューカレドニアの人たちは、アルコールに弱いと言われています。

染色体の問題だとか。

 

政府はこれまでもアルコールの販売規制をかけてきました。

 

ビールを含め、アルコールを冷やしての販売は禁止にしたり。

水曜の午後や土日は専門店以外でのアルコールを販売禁止にしたり。

アルコールを購入する際には年齢確認をすることだったり。

 

 

 

 

それでも、一向に効果がなく、事故は減りませんでした。

 

それもそのはず。

ホームパーティの後やレストランやバーでお酒を飲んだ帰りに、自分で車を運転して家に帰ることは禁止されていないからです。

 

 

ビール1缶も安いです。

コカコーラより安いのです。

 

18歳以上というバーの低さもあるのかもしれません。

 

 

 

大麻にしてもそう。

ニューカレドニアの人たちで大麻を吸っている人は多いです。

法律上で禁止されていると知っていても。です。

交通事故の半分で大麻も絡んでいると言います。

 

 

周りがやっているから大丈夫とかで流されてしまうのも、中途半端な罰則だからかもしれません。

 

 

 

毎週末、必ず死亡事故が起きているのが現実です。

 

 

 

この記事にあるように、検問を強化するのも必要でしょうが。。

 

やはり運転する人たちの自覚と責任。だと思うのです。

 

 

車はとても便利なものですが、使い方を間違えると凶器にもなります。

一瞬でその場に居合わせた人たちの人生を狂わせてしまう。

 

 

私は、妹を交通事故で亡くしています。

スピードの出し過ぎで電柱にぶつかった車。

後部座席にいた2人は即死でした。

 

それから、母は笑わなくなりました。

今までそばにいた人を失うことがどんなに辛いか。

 

 

確かに、罰則が緩くても、守る人は守る。

厳しくても、守らない人は守らないでしょう。

 

 

このくらい大丈夫。という油断が命取りになる。

責任は重いのです。