良い親ってどんな親?

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

今日から2月。

なんだか今年の夏は、雨が多く、湿気の多い変な天気が続いていて、ニューカレドニアらしくないです。

ラニーニャ現象のせいでもありますが、ここまで続くと寂しくなります。

 

 

写真も変わりばえのないものばかりで、、

うーん。

 

 

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薄暗い空。

 

 

 

 

 

3歳児を置き去りにして旅行に出かけ、衰弱死させた母親の裁判が金曜に行われましたね。

この女性も小さい頃に実の母親からかなりきつい虐待を受けていたようです。

 

虐待の連鎖は大きな不安から引き起こされると言います。

 

 

 

 

自分のようになって欲しくない。

きちんと子育てができるか不安。

愛情の掛け方がわからない。

距離感がわからない。

 

愛情に飢えていて、愛された記憶がない。

自信がない。

自分の存在価値がわからない。

 

 

虐待されても親だからと信じてしまう。

どうしても精神的に支配されてしまう。

 

愛されようと反抗をしなくなる。

動物のように反射的に。

 

 

 

大声にやたらと反応するのは、心理発達に影響を及ぼしている証拠。

拒否されないように、必要以上に顔色を伺ったり。

 

 

 

 

 

 

 

2000年11月に児童虐待防止法が施行されました。

 

そもそも、こんな法律作らないといけないというのは、恥ずかしいことだと思います。

虐待のない社会が普通だから。

 

 

 

 

でも、、、それ以降も虐待は減りません。

表に出ないものもたくさんあるはず。

 

 

親や保護者が、子供のしつけでも度が過ぎてしまう。

虐待を受けた子供が、誰かに暴力を振るったり、非行に走っている。

 

子供の時の虐待は、そのまた子供への虐待だけではなく、友人や交際相手、、などにも連鎖していきます。

 

虐待を受けた子供は、自分の心の中に仕舞い込んでいるケースが多いようです。

誰にも相談できずに。

孤独なのです。

 

 

虐待が続くと、思考回路も正常ではなくなります。

逃げ出せばいいのに、そこまで考えられなくなるのです。

精神的な支配ですね。

愛情に飢えているから。

 

 

 

 

虐待は、直接的な暴力だけではありません。

身体を叩くことはなくても、目の前で物に当たり散らすのは、子供としては恐怖でしかありません。

言葉での罵倒もそう。

 

 

 

 

 

子育ては思い通りにいかないことが多いです。

子供に理想を押し付けるのも良くありません。

 

思い通りにならないからと暴力をふるっていたら。

いつの間にか大事なものでさえ失ってしまう。

 

 

 

 

 

やはり家族というのは、子供の成長のベースになります。

親や保護者が与える安心感は、子供にとって十分に成長の糧になるでしょう。

 

 

子供にとっての安心感とはなんでしょう。

変わらぬ笑顔ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

自分と同じ目にあって欲しくないと思うことで、自分の首を絞めていることが多々あります。

少し気持ちを楽に持たないといけません。

それには信頼できる誰かの力が必要です。

 

 

 

完璧な親などどこにもいません。

何を持って完璧な親、良い親、理想の親なのか、基準はありません。

お金があればいいわけでもありません。

 

 

 

だから。

そんな呪縛に囚われることもないのです。

 

良い親ではなく、自分らしい親になる。

子供にとって、無二の存在になる。

 

 

それには、子供を一人の人間として尊重し、上下関係ではなく、信頼関係を結ぶことが大切だと思うのです。