我慢は美ですか?

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

今日も雨が降りそうで降らないで、でも湿気も多くて。

変な天気でしたね。

 

夕方雨が降りましたが、、明日はどうでしょう。

 

 

 

 

今日の午後、近くの公園を散歩していたら。

小さな子供連れの家族が歩いていました。

 

小さな男の子は走って、家族からずっと先で何かに転けてしまいました。

痛かったのでしょう。

大泣きです。

 

ママとパパと見られる人たちは、急ぐこともなく、普通の速度で追いついて。

慰めていました。

 

 

 

 

子供は、夢中になると周りが見えなくなりますね。

 

 

私も、小さな息子を公園に連れて行ったら、帰りたがらず、、

3時間4時間などざらに待った記憶があります。

 

 

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シーソーで遊ぶ息子。

 

 

日本のパパとママは。

子供のところに駆け寄るでしょう。

大泣きしているのをやめさせようとするでしょう。

大丈夫大丈夫、痛くない痛くない。

我慢させる。

忘れさせる。

 

 

ママやパパが騒ぐと、良くないって言いますね。

強い子に育てるために、このくらいなら大丈夫と思わせる。って。

 

 

 

 

これってどうなのかな。と思うのです。

 

 

確かに、たくさんの人がいる前で、ギャン泣きしたら、、

親は困ります。

周りの目があります。

何事?と思われるでしょう。

虐待している。と思われたりするかもしれません。

 

 

 

 

痛いことを痛いと言えない。

我慢強い子供は偉いのでしょうか。

 

自分の言いたいことを何も言えない子供。

親の、大人の顔色を伺いながら。

 

 

お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから、我慢しなさい。

 

お兄ちゃんもお姉ちゃんも、好きで早くに生まれたわけではありません。

なのに、数年早く生まれただけで、我慢を強いられる。

 

いじめられても我慢する。

怒られても我慢する。

叩かれても我慢する。

 

 

いずれそうなってしまうのではないかと。

我慢するのが当たり前、的な。

 

 

 

 

人間は生きていく上で、社会のルールを覚えていかないといけないでしょう。

全てを自分の思い通りにすることはできません。

確かに、生きていたら我慢することはたくさんです。

 

 

我慢を子供に強要させるなら、大人もきちんと我慢しているところを見せる必要があります。

すぐにキレる子供より大人の方がイタイです。

 

大人になってもキレるというのは、子供の頃に我慢することを学んでいないから。という人もいます。

 

 

 

それでも、我慢することは悪いことでも良いことでもありません。

限度があるということです。

 

 

 

痛いことを痛いと言えない。

大きな病気が見つかるのも後々になるでしょう。

 

いじめられていても、親に相談できない。

そんなことで。と言われるから。

 

結果、手遅れになるかもしれないのです。

 

 

 

 

 

そのはけぐちを作ってあげて欲しいのです。

もし何かあったら時に、頼れる、逃げれる場所を。

 

 

のびのびと生活できる場所。

生き生きと生活できる場所。

 

 

子供にしても、大人にしても、それが大切です。

 

 

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夕焼けの色が幻想的でした!


明日は晴れるかしら。