ニューカレドニアから、こんばんは。
午後にかなりの雨が降りました。
日が暮れても強い雨が降り続いています。
庭にいくつもの水たまりができています。
気温も下がって、涼しく感じます。
猫のドラは家の中で退屈そう。
私の後ろにくっついて来ます。
私が座ると、諦めたのか、昼寝です。
息子の中学の頃からの友人のお父さんが逮捕されたことを、少し前に記事にしました。
4ヶ月ほど前から、刑務所に入っています。
でもまだ刑は確定していません。
裁判が始まっていないから。
実の娘に対しての強姦罪。
重い罪です。
で、そのお父さんがいきなり戻ってきたのです。
友人の家はうちからそう遠くないところにあります。
通う高校からもそんなに離れていません。
お父さんと折り合いが悪いこの友人は、5キロほど離れた父方の祖母の家に去年から住んでいました。
でも、学校の関係から、その辺には友人たちがいなく。
お父さんが刑務所に入ってからは、元々の家に戻ってました。
その知らせを聞いて、慌てて、祖母の家に。
被害を受けた彼の妹は。
しばらくは妹の彼氏の家で過ごすそうです。
お父さんが帰ってくるとあって、また子供たちはバラバラです。
ただ、3歳になる末っ子は、お母さんと離れるわけにもいきません。
強盗などの罪であれば、仮釈放もありでしょう。
でも家族への強姦罪で捕まった人が家族が待つ家に帰るってどういうことなのでしょう。
刑に服す前に。です。
そのお母さんは、逮捕されてから離婚もしていないので、どうしても身元引き受け人になってしまう。
義母(父方の祖母)から懇願されたそうです。
離婚はしないで。
見捨てないであげて。と。
祖母は未だ現役の警察官です。
離婚したら、身元引き受け人が祖父母になるでしょう。
世間体やキャリアのためにも、それができないから。
そうなると、子供を動かすしかなかったのでしょうね。
大の大人、しかも強姦罪で捕まった人間を、友人の家に匿うようにお願いするわけにもいかないでしょうから。
経過観察だそうですが。
裁判まで時間があるからなのか。
刑務所のキャパが足りないからなのか。
どのくらいの期間、彼はいるのか。
その辺、根掘り葉掘り聞くわけにもいきません。
難しいところです。
前回の記事で、2年ほど実刑、そのあとは矯正プログラムが待っていると書きましたが。
実の娘に対して、長い期間関係を持っていたようですし、双子の奥さん側の子供に対しての余罪も考慮されることで、矯正プログラムも含めて、15年以上は拘束されることになるようです。
確かに、最近はGPS付きの仮釈放というのも聞きます。
それだけでは把握できないと思います。
だって、理由が理由だから。
家の周りをパトロールするでしょうが、外からではわからないことがたくさんあるでしょう。
あとは残された家族です。
ヌメアは狭いです。
悪いことは早く広がります。
例えば、息子の友人にガールフレンドができるでしょうか。
お父さんのことをきちんと受け入れてくれる人が現れるでしょうか。
その子が悪いわけでもないでしょう。
でも、考えてしまうのです。
親だったら。。
だって、自分の子供に苦労させたくないから。
今回の場合、加害者も被害者も同じ家族です。
家族内で起こったこと。
言ってしまうと他人に迷惑をかけていないかもしれない。
でも、いつ、そうなるかわからない。
身構える人はたくさんいるはず。
息子は前と変わらない関係を続けています。
友人のお父さんの罪をきちんと理解しているのかは、、微妙です。
誹謗中傷がどこまで広がるでしょうか。
この家族が待っているのは、辛い現実なのでしょう。
罪を犯すということは、こういうこと。
いくら本人が更生したとしても、家族の心の傷は癒えないのです。