ニューカレドニアから、こんばんは。
午前中は昨日と打って変わって、風もなく穏やかでした。
青空も綺麗に出て、太陽が気持ちいいを越して暑いくらいでした。
午後からは、明日から崩れるという予報通りか、だんだん雲も出てきました。
湿気も出てきましたし、夜のうちに雨が来るでしょうか。
夕食の際、主人が、アフガニスタンの話を急にしだしました。
アメリカ軍が撤廃だって。
20年も続いたこの戦争から撤廃を決めた、バイデン大統領。
とても勇気のいる決断だったと思います。
これは、ニューヨークの同時テロから始まったことですもの。
主人の意見は違いました。
バイデン大統領のことを非難していましたね。
私が一言いうと、馬鹿にしたような言い方で。
どうせ、世界情勢なんて興味ないよね。
日本のニュースしか見ないでしょう。
主人のこういう言い方、本当に嫌いです。
むかつきます。
見下した言い草。
表面的にいいことを言っていても、実際は見下しているのがよくわかります。
自分優位だと思っている。
日本のニュースを見てても、海外のニュースも話題になるに決まっているのに。
まあ、大人の対応で、聞き流しますが。
戦争って。
暴力って。
必ず犠牲者が出ます。
その犠牲者が自分の子供だったら。
怒り狂うでしょう。
自分の子供じゃないから。ではないと思うのです。
人は皆、誰かの子供であって。
誰かの親であって。
この20年間にアメリカのアフガニスタンの戦費は、約8370億ドルにものぼると言われています。
こんなにお金をかけて、なおかつ大事な命を奪って。
馬鹿みたいです。
もし、さらにこれから10年、戦争を続けていても、得るものはないと思われます。
なので、今が潮時だったのではないかと思うのです。
前から続いていたものをさらに続けていくのも大変なことです。
でも、それがいいことなのか悪いことなのか。
どのような効果をもたらすのか。
一度立ち止まって、考えて、考え抜いて、撤収という選択をしたわけです。
テロは許される行為ではありません。
でも、戦争も許される行為ではないと思うのです。
目には目を。と言いますが。
そんなことをして、テロで被害を受けた人が喜ぶのでしょうか。
浮かばれるのでしょうか。
アフガニスタンも、アメリカからの依存が大きかったと思います。
これからどうなっていくか。
独り立ちするのは難しいかもしれません。
非難するのとは違うと思うのです。
アフガニスタンが戦争をしていても、アメリカ軍の兵士が何人死んだとしても。
遠く離れていて、生活に支障がないのですから。
当事者じゃないから、なんでも言える。
当事者じゃないから、非難する資格はない。
非難するのは簡単。。
口を出すのは誰でもできる。
行動に移す人こそ、尊敬できる人なのかなと。
アメリカ軍が撤廃したからと言って、戦争がない平和な国になるわけでもないでしょう。
先が長い話です。
でも。
戦争に巻き込まれた人たちに笑顔が戻る日が来ることを。
少しでも良いきっかけになるように。
自分がいるところが平和であることに感謝して。
口を出さずに、平和を祈ろうと思います。