ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は素晴らしい天気になりました。
ピーカンの天気。
すっきりとした青空。
こういうときに、お客さんを市内観光やらに案内したいものです。
でも夕方から変な雲がやってきました。
そして陽が落ちて。
月が見えます。
昨夜、大声で怒鳴った主人ですが。
朝はなんだか普通。
早く寝ましたからね。
いつも早いですが(笑。
以前。
日本の旅行会社で働いていた時。
私は、海外パッケージの企画を担当していました。
現地のオペレーターさんと話をして。
値段交渉して。
デザイナーさんや印刷会社さんとも打ち合わせをして。
値段をつけて。
マーケティングもリサーチしたり。
写真を選んだり。
校正したり。
私の担当エリアは広くなかったのですが、とてもやりがいがありました。
プランニングというものが好きだったのです。
でも、ある時。
売れ行きが低迷していた海外パッケージのテコ入れということで、国内パッケージで部長をやっていた人が異動してきました。
やり手だということで、新任の挨拶から、周りはピリピリでした。
彼は頑固たる信念を持っていました。
それは。
男尊女卑。
特に、重要な仕事である企画は、男性が務めるべきだと言い始めたのです。
男性が表に立って。
女性はそれをサポートするのが当たり前。
すでに男女雇用均等法が施行された後。
今までの部長は差別することなく、活躍の場を与えてくれてました。
5つの課の企画担当者にも、もちろん女性が。
男性もいて女性もいて、バランスが取れていたと思うのです。
そうこうしているうちに、その部長が動き始めました。
女性企画担当者を異動もしくは担当がえをさせること。
私が最後でした。
課長は申し訳なく、こういうことだから。と。
まあ私が今更歯向かったところで、何も変わりません。
すでに歯向かった女性担当者はいたのですから。
課長は私の4歳上の男性を後任にすると言い出しました。
今まで企画もやったことなく、違うエリアから異動してきたばかり。
そんな人でした。
長いことやってきて、愛着があった仕事です。
周りの関係者にも、ものすごく恵まれていました。
いい関係が築けていたと思うのです。
私もそれならと、会社を去ることを選択しました。
1つ1つ引き継ぎをして。
半分くらい説明したかな。というあたり。
週明け、新しいリーフレットをその男性担当者に作ってもらおうと考えていたら。
彼は来ないのです。
会社に。
連絡もなく。
次の日も。
また次の日も。
話によると、その前の金曜。
部長と課長と、その彼の3人で飲みに出かけたそうです。
部長からかなり発破をかけられたと。
男性がやるのだから、今までの女性(私)より良い成績を出してもらわないと困る。
新人でもないのだから、猶予はあまりない。
私も初めから上手くいったわけではありません。
何度かやりながら、信頼関係を築いてきたわけです。
男性だから。女性だから。ではないのです。
結局、彼は2度と会社に来ることも、独り住んでいた寮に戻ることも、ありませんでした。
部長は。
君の人選ミスだね。と課長を責め。。
その彼の消息はわかりません。
実家に帰ったでしょう。
この時思ったのです。
男性、女性というより、適材適所。向き不向き。が重要なのだ。と。
女性だって、料理が嫌いな人もいる。
男性だって、編み物が好きな人もいる。
性別のイメージに囚われず、子供にはどんどん可能性を広げていって欲しいですね。