ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は、比較的に穏やかな朝を迎えました。
確かに、暴動が激化した月曜の夜から比べたら穏やかですが。
普段とは違った朝には変わりありません。
うちの近所では住民男性によるパトロールが続いているおかげで、安全に過ごせているわけです。
それはとてもありがたいことです。
警戒に当たっている人たちにお礼を。と今朝クッキーを焼きました。
チョコチップを乗せた、大きなソフトクッキーです。
バターさえあれば、簡単に作れるクッキーです。
私はお菓子作りが大好きです。
美味しそうな匂いと焼き上がったお菓子を見ると、楽しくなります。
気持ちが上向きになるってことです。
まあその分、失敗した場合は。。
しばらく引きずりますけどね(笑。
今回の暴動で、月曜の夜からあちこちで色々な建物が放火されました。
ボルダリングの壁とか、スポーツ用品店とか、スーパーマーケットも。
いくつもの新車が並ぶ展示場だって。
これらはスズキの新車のための駐車場です。
(ニューカレドニア1stニュースのホームページより)
ジムニーが、無惨にも、、
今回の暴動、まずは三夜における放火や強盗の損害額が試算されてました。
なんと。
推定2億ユーロ以上だそうです。
2億ユーロと言ってもいまいちピンと来ないでしょう。
日本円に直すと。
345億円だそうです。
ちなみに、100円=68フランで計算しました。
これは3日間分です。
この暴動のせいで、100以上もの企業がダメージを受けて廃業に追い込まれるでしょう。
店舗、倉庫、卸売業者の80%が全滅したというのです。
その際の従業員はどうなるのでしょう。
今後の雇用はどうするのでしょう。
失業保険も出さないといけないでしょう。
その費用も上乗せです。
把握するだけでも大変な数。
とてつもない損害です。
当事者や首謀者が払ってくれるのでしょうか。
当然無理でしょう。
いくら新しい税金を取り入れても、自分たちの世代では支払うことは無理でしょう。
孫の代どころではありません。
その孫でも払い切れないだろうという金額です。
だって、ここニューカレドニアの人口はしれているから。
しかも、まだ被害は増え続けています。
この島は、立ち直ることができるのでしょうか。
この多額な借金を抱えたまま、独立するというのなら、もちろん中国が食いついてくるでしょう。
今日のニュースには、フランスの海外統治国にアゼルバイジャンが働きかけ、フランスからの解放を後押ししていると出ていました。
実際、去年の7月に独立派の主導者がアゼルバイジャンの首都バクーに招待されたそうです。
ニューカレドニアだけではなく、マルティニーク、ガイアナ、ポリネシア。。
原住民とフランスとの関係を悪化させようと企んでいるのでしょう。
でもいくら支援されても。
実際に統治するのは、その住民です。
うまくいかなくても、アゼルバイジャンは責任を取るはずがありません。
いい加減に、何が住民にとって良いことなのか、しっかり考えて前に進んで欲しいですね。