この機会に考えないといけないこと。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

今日は雲が多い割には、まずまずの天気でした。

 

 



 

 

 

夕方から怪しくなってはきましたが、、天気予報では降るようになっていません。

最近は天気の予想も難しいです。

 

 

 

 

 

 

ここニューカレドニアでは最近、食料品を中心に品不足が続いています。

また輸入物が到着するまでの時間が、以前に比べてかかりすぎるのも問題視されています。

 

 

 

食料品には基本的に賞味期限があります。

フランスを含めヨーロッパから、ここニューカレドニアまでかかる日数が長くなると言うことは、賞味期限までも短くなると言うことになります。

到着した時にはすでに切れている商品すらあると言います。

 

なので、最近は賞味期限切れの商品が多く流通しているように感じます。

やはり、値段を下げて販売せざるをえません。

 

値段が極端に安いケースは、賞味期限が切れているものです。

 

 

下がった値段と一緒に、賞味期限が迫っているもしくは切れているという注意書きがあるお店とないお店。

消費者のことを考えているお店かどうか、こんな時によくわかりますね。

 

 

 

 

やはりウクライナ情勢が起因になっているのでしょう。

流通は今までと同じではありません。

 

 

いくつもの飛行機のルートが変更になり、1つのルートに集中しているケースも。

コンテナも寄港地が変更になったり。

寄るところが増えれば、時間がかかります。

 

 

 

この問題はここだけのものではありません。

日本にも同じようなことで頭を悩ませています。

 

 

 

 

日本と違って、この島自体の自給力は高くありません。

どうしても国際状況によって、大きく左右されるわけです。

 

 

実際、同じものであっても、国産のものの方が数倍高いことも多々あります。

消費者も、種類があって安いものを選ぶのは普通のことです。

 

でも、高いからと国産ものを避けていたら、いつまで経っても安くならないのも事実です。

難しい問題です。

 

 

 

気候の問題、土壌の問題。

国内産のものを100%にすることはまず無理でしょう。

いずれにしてもこの先、フランスから独立したとしたら、国内産の比率を上げないといけなくなるのです。

ヨーロッパをいつまでも頼るわけにいかなくなるからです。

 

 

生産者も消費者も危機感を持って、先を見据えて考える時期なのでしょう。

 

生産者は買ってもらえるような商品、製品作り。

消費者に見える努力をする必要があるのでしょうね。

 

 

 

 

 

例えば、ウクライナから輸出される小麦ととうもろこしの約40%は、すでに高い飢餓率、栄養失調や食糧の高騰に悩む中東やアフリカ諸国を支えてきました。

バランスがすでに崩れているのです。

 

 

戦争は、長引けば周りに支障が出てきます。

 

なるべく早く、少なくても今までの生活ができるように。

いろいろな側面からの支援を考えないといけないのでしょうね。