ニューカレドニアから、こんばんは。
今朝は雲が多くいまいちな天気でしたが、風が強くなるにつれて、雲が晴れてきました。
お昼頃からは空のほとんどが青空でした。
乾燥しているので、火事などの注意が必要です。
風が強いと外に出たがらないうちの気弱な猫、ドラ。
ソファーの上で危なっかしくも昼寝です。
夜になって雨が降ってきました。
どうせなら、もっと降ってくれるといいな。
庭の草木も望んでいるでしょう。
私の両親は小さい頃に離婚しました。
5歳の時。
まだ私、幼稚園児でした。
3歳上の姉の学校が終わるまで、隣家で待つ毎日。
隣家の玄関先でです。
自分の家に入れても、忙しい姉に甘えるわけにもいかず、ただ一人で遊ぶ毎日。
人形で遊んだり、本を読んだり。
父は本を良く購入してくれました。
ダメと言われたことはなかった記憶。
母が急にいなくなって、寂しさを本で紛らわせていたんだと思います。
童話全集とか、図鑑に至るまで、
アンデルセンや日本昔話。
小学2年生になった時、父は再婚を果たします。
隣の家の玄関で待つ必要もなくなって、嬉しかったけど、学校が終わってから遊びに行くことを許してもらえず、窮屈な毎日を過ごすことに。
仕方なく、図書室で下校時間まで本を読んでました。
高学年の姉と同じくらいの時間に家に戻るのが良かったのです。
継母と2人きりになりたくなかった。
家にいて、一人で遊ぶしかできなかったけど、本を読んでいたら、色々な人生を経験することができる。
主人公にもなれるわけです。
寂しくない。
例え、現実社会でいじめられていても。
図書室の片っ端から本を読みあさりました。
ジャンルは問わず。
目について、表紙のイメージで決めてましたね。
小学3年が人生で一番多く本を読んだ1年だったと思います。
現実逃避です。
本を読むことは良いことです。
語彙が自然に増えてくるでしょう。
でも、ただ読むだけではあまり意味がない。
その後に自分でどう消化するか。だと思うのです。
この本の作者は何を言いたいのだろう。
最後まで読んで、自分はどう思ったのだろう。
作者の気持ちになったり。
主人公の気持ちになったり。
観客の気持ちになったり。
だから、読み聞かせをした時、質問しながら、子供と一緒に余韻に浸るのが大好き。
本を読んで、イメージして、考えると頭に残りやすいですよね。
私の場合、現実逃避から始まった読書だったけど、今思えば役に立っているわけです。
何がプラスになるのか。
長い人生の中わからないものですよね。
毎日の育児で疲れているのに、本の読み聞かせも大変で面倒です。
でも安心して。
きっと、実になる日が来るのですから。