ニューカレドニアから、こんばんは。
今日から2週間、学校が休みです。
フランスの休暇と重なることから、フランスから家族に会いに来るケース。
またその逆。
この2週間、たくさんの人たちで国際空港は賑わいます。
実際、うちの隣人もフランスへと昨夜出かけて行きました。
さて、皆さんは、中絶するための薬があることをご存知でしょうか。
日本では今年の4月に承認されたばかりの新しい薬。
世界保健機構でもすでに承認されている薬です。
今までは手術をするしか方法はありませんでした。
確かに、手術をすることによって、ほぼ確実に中絶することができるでしょう。
しかも、30分弱。
子宮の中のダメージはもちろんあります。
この経口中絶薬は、決められた時間、決められた方法で2種類の薬を飲んでいくことになります。
この薬ならば、手術の必要がありません。
手術よりは安く済ませることができます。
心体の負担も軽減されるでしょう。
かかる費用も手術に比べたら安く済みます。
ニューカレドニアでも、この薬のことで専門家が議論を続けています。
この薬の使用について、法律は数年前からすでに出来上がっています。
でも、まだ施行されていないのです。
もちろん、処方箋なしでは購入することができないようになっています。
それでも、病院で処置するようにということなのでしょう。
今日も薬で対応できるようなケースなのに、手術を受けている女性は何人もいるでしょうね。
夫婦生活の不安は、相談する相手を探すのも大変です。
パートナーには言い難いことばかりです。
結局、中絶によって傷つくのは女性です。
いずれにしても副作用が出てくる可能性もあります。
次の妊娠に影響が出ることもあります。
薬があるから。簡単に中絶できるから。ではなくて、中絶をしなくても済むように前もって計画的に考えることが大事なのでしょうが。
女性が悩みに悩んで出した結論を、スムーズに進められるように。
前を向くために。
ニューカレドニアでも早く法令が施行されてほしいと思ってます。