補修工事はなぜ高い?

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

朝から風が強い1日でした。

それでも良い天気。

雲の流れも早いです。

 

 

 

 

 

今朝は、主人と息子を同じ時間に送り出しました。

6時10分。

 

まず、主人を降ろして、そこから息子を。

朝、急遽、場所と時間が変わった息子のスケジュールにバタバタしながら。。

 

 

 

学校の場合は、スクールバスなどもあるし、ほぼ毎日決まっているしで対応できるでしょう。

 

 

でも、企業研修となるとまた違います。

しかも、まだ本人は免許もありません。

 

そして、両親とも仕事を持っていたら。

臨機応変に対応するのは難しいでしょうね。

 

 

 

 

息子を研修先の事務所に送り届けてから、今朝は渋滞にはまりました。

今日の車はオートマですから、渋滞でも苦にならないな。と思っていたのも束の間。

 

 

なんと睡魔が、、

右足しか動きがないから、楽とはいえ、、

 

 

我に返って、窓を開けて、ラジオをつけると。

 

 

ちょうど、「なんでも文句を言おう!」という時間帯でした。

毎朝30分ほど、こんなコーナーがあります。

 

なんでもいいんです。

気になったこと、ムカついたこととか。

 

 

 

ある人は、、自分の家の前の道路を整備してほしい。と怒ってました。

 

もちろん言いっぱなしというわけでもなく、コメンテーターはある程度のことを答えてくれます。

きちんとした解決にはならないでしょうが(笑。

 

 

彼曰く、途中で道路の整備は止まっているようです。

それに対しての文句でした。

 

 

 

 

でも。

うちの近くにもあるんです。

道路の整備をして欲しいポイントが。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは大きなダンプトラックが、毎日のように通ったために、こんな形にアスファルトを押し上げてしまったのです。

よくみると排水溝も塞いでいます。

穴も大きく深いです。

 

 

 

 

1キロあたり、何と7000万フランもの修繕費用がかかると言われているヌメアの道路。

ニューカレドニアの南部州は、毎年40億以上の予算を道路の補修に当てているのです。

 

加えて、今年は雨が多く、道路のダメージはいつもの年より大きくて。

 

 

大型車両の比重が高いところや排水不良、アスファルトの質や施工の粗悪。

この辺も原因です。

 

ここでのアスファルトのタールは、ニッケルのカスから作られます。

素材がよくないのです。

 

 

トラックやバスにしても、日本のよりも大きなものが走っています。

タイヤも多く、重量もある。

ダメージも違います。

 

 

こんな道路を走っていたら、、もちろんタイヤやサスペンションなど、痛みも早くなりますよね。

大きな事故につながることだって容易に考えられます。

 

 

 

大きな穴はポットホールと言われます。

 

雨でダメージが大きくなります。

 

ポットホールを一時的に埋めている業者の人たち。

 

穴を埋めるのも1つ1つ手作業です。

 

穴を埋めたら、シャベルで叩いて終わりなのです。

もちろん、硬さが違います。

すぐに穴が開くのは簡単に想像がつきますね。

 

 

 

 

良い素材に変更することは、道路工事に携わる多くの人の働く機会を奪うことになります。

タールを作っている会社も。

ニッケルのカスの使い道も。

 

 

それでも税金の無駄使いです。

 

 

 

もし、こんなところから、少しでも改善できたら。

物価の上昇も、低賃金問題も、高い税金も。

 

解決の糸口が見つかるのかもしれませんね。