ニューカレドニアから、こんばんは。
昨夜は大きなカエルが家の中にまで入り込んできました。
うちの近くの小さな川の水位が上がって、カエルも外に飛び出してきたのでしょう。
リビングでジャンプしているカエルを見て、、びっくりです。
でも、今朝起きた時には、すでに眩しい太陽が顔を出していました。
昨日、一昨日の雨が嘘のような青空!
今日は一日良い天気かと思えば、お昼過ぎになんだか、雷の音。
ガラガラガラガラ。
いつの間にか、、、
かなり強く雨が降ってきました。
まだまだ大気の状態が不安定のようです。
雨が多くなるのは、ラニーニャ現象が起きているから。
南太平洋では、とても身近な言葉です。
簡単に言うと、太平洋赤道付近の日付変更線付近から南米ペルー沿岸にかけて冷たい海水が湧き上がり、海水温度が例年より低い状態が続くこと。
太平洋の赤道付近では、東から西へ風が風いています。
貿易風と言われるもの。
この貿易風が強くなると、海面の温かい海水は西側に引き寄せられ、温かい海水層が分厚くなってしまいます。
その海水層で水蒸気が発生して積乱雲になります。
その代わり、東側では深いところから冷たい海水が湧き上がってしまい、西側の海水は温かい、東側は冷たいと言う現象が起こるのです。
ニューカレドニア周辺の海水は温かくなって積乱雲が雨をもたらすわけです。
もちろん、この現象が日本にも影響を及ぼします。
南米ペルー沖の海水温度が低いと、貿易風の影響で、東側のインドネシア周辺の海の対流活動が盛んになり、海水温度が上がってしまいます。
インドネシア周辺の対流活動が盛んになると、今度はインドやチベット周辺で高気圧の勢力が強くなります。
このせいで、高気圧と低気圧が交互に出てくるので、日本付近の偏西風が南に蛇行し始め、日本列島に寒気が入り込みやすい状態になるのです。
地球はつながっているから。
日本で厳しい寒さになった日は。
きっとニューカレドニアは雨になっていることでしょう。
寒空を見上げた時には、そんなことを考えてもらえたら嬉しいですね。