油と水。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日はまた、暑いと感じるくらいの良い天気でした。

洗濯日和でしたね。

 

 

 

ニューカレドニアで暴動が始まってから3ヶ月が経ちました。

多くの人たちがニューカレドニアを去る決意をしているようで、私の周りにも何人もいます。

 

そのせいもあって、フランスへ行く便はほとんど席が埋まっているようです。

 

 

 

この間、ニューカレドニアの南部州の州知事であるソニアバケス氏が演説した際。

 

カナックとフランス人は油と水のようなもので、混ざり合うことはできない。

 

と発言しています。

彼女は独立反対派です。

 

ニューカレドニアは北部州、南部州、ロイヤリティ諸島州の3つの州があります。

その中でも南部州は人口も多く、文化や経済の中心です。

 

なのに、州知事がそう言う発言をすると言うのはいかがなものかと思うのです。

彼女の仕事は州をまとめていくこと。

住民が手を取り合ってうまくやっていくにはどうしたらいいのかを考えないといけない立場でしょうに。

 

カナックの人たちを見下すことが楽しいのでしょうか。

彼女の言葉にこの国を良くしていこうという意思があまり感じられないのです。

 

だからこそ今、ニューカレドニアに見切りをつける人が増えているのでしょう。

 

 

 

もともとはメラネシア、カナックの人たちの島。

フランス人も日本人も後からです。

お互いリスペクトするのが普通だと思います。

同じ島に住んでいるのですから。

 

 

確かに、、私もサングラスをしてパーカーのフードをかぶって歩いているカナックの人たちを見ると、ドキッとしてしまいます。

顔が黒いと表情がわかりにくいからかもしれません。

 

 

この島に明るい未来を作るために。

まずは大人が人種による偏見を止めないといけないでしょうね。