教会が全焼。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

今日は薄曇りの天気でした。

 

 

 

昨夜ブログを書き終えてすぐに、、憲兵が道路の片付けを終えたばかりのサンルイの町にある教会が何者かによって放火されました。

 

 

 

wikipediaから写真を取ってきました。



この教会は、1856年に創立されたニューカレドニアでも古い教会の1つです。

その当時は、この辺一帯でとうもろこし、ジャガイモ、綿花、コーヒーやサトウキビなどの栽培が教会主導で行われて、栄えていたところなのです。

 

 

原住民の人たちが多く住んでいる地区だからというわけではないでしょうが、今では無法地帯です。

そして、他の町に住む人たちも迂闊に入ることができない奥まったところに教会があります。

私もサンルイの町の中には、1度しか入ったことがありません。

 

 

今朝は、先週に銃撃戦の末、亡くなった男性の遺体が病院からサンルイへ戻ることになっていました。

彼が亡くなったことに対しての抗議でしょうか。

 

だとしても、教会を燃やすという信じられない行動に、ニューカレドニア住民も怒りを覚えています。

教会だけではなく、当時の壁などの名残も全て焼けてしまったようです。

 

 

見境がない行為だと思います。

教会はいくら教徒でなくても、神聖な場所というのは誰もがわかっているはず。

どこまで暴れれば気が済むのでしょう。

 

 

地元のニュースにも大きく出ています。

 

 

la1ere.francetvinfo.fr

 

 

 

 

破壊や放火行為が続いている一方で、フランスへ莫大な援助を求めているニューカレドニア政府。

暴動をまず止めないと、被害額は膨らむばかりです。