ニューカレドニアから、こんばんは。
今朝はとても良い天気。
キラキラと輝く太陽が眩しくて。
この木は、ニアウリの木。
ニューカレドニアのあちこちにある、この国の固有種です。
大量の葉から作るエッセンスは、消毒や殺菌に使えるもの。
この木が空気をきれいにするとまで言われているほどなのです。
観光客の皆さんが泊まるホテルが並ぶアンスバタビーチから、北へ3時間ほどにブーライユという町があります。
今、ここのビーチが注目されています。
観光客で。ではなくて。
カメです。
ここには、カメが毎年産卵に来るというビーチがあります。
11月1日から3月31日までが産卵のシーズンなのです。
ここブーライユに集まるカメは、アオガメ。
大体15日おきに浜辺に巣を作りにカメがやってきます。
1シーズンに3、4回。
このシーズンのために約30名のボランティアが、カメが居心地の良い巣を作りやすいように整えているのです。
そして、カメと卵とひなの保護と。
ワシントン条約で絶滅危機にあると指定されているアオガメ。
去年は、282匹のカメが集まりました。
そして、28000匹近くのカメの赤ちゃんが生まれて海に帰っていったのです。
ボランティアの人たちの努力が実って。
シーズンは漁やライトも制限されます。
さて今年はどのくらいの新しい命が海に戻っていくでしょうか。
神秘的です。