ニューカレドニアから、こんばんは。
今日も良い天気でした。
昨夜、雨が降ったので、少し心配していましたが、全く問題ありませんでした。
今朝のtwitterに載せた写真。
そして、プルメリア。
ニューカレドニアは、ここ数年、人口が減少しています。
27万人を切ったそうです。
この人口減少は2年連続です。
2年間ものコロナウイルスのパンデミックによる、医療関係の不安。
出生率の低下。
フランスへ勉強に行った若者が戻ってこないという事実。
独立のための3回目の国民投票が終わったものの、依然不安定な情勢。
これが最後なのか、独立派が過半数を超えるまで続くのかもはっきりしていません。
もし独立することになったら。中国が入ってくることを恐れて、移住を考えている人も少なくないのです。
学生だけではありません。
そして、今年に入って拍車がかかっている物価の上昇。
雇用関係も厳しいです。
人材不足です。
この国の発展のためにフランスに勉強しに行ったはずなのに、そのままフランスに移住を考えてしまう人たち。
ここニューカレドニアでは、そのスキルに伴う給料がもらえないから。
特に医者不足が深刻化してきていますね。
専門医がいない病院。
緊急対応ができない近くの病院。
今朝、スーパーに行ったら。
あちこちの売り場で値上がりしている商品を見つけました。
昨日の月曜からの値上げだったのでしょう。
かなりの上げ幅です。
給料を15%ほど上げれば解決するという試算が出たそうです。
ということはそのくらい値上げが見て取れるいうことですね。
今年7月4日に、政府は物価の上昇に歯止めをかけるために、価格の上限を決めました。
一般的な60品目。
お店の規模によって、価格の上限が決められたのです。
でも、家計の助けになっているのかもよくわかりません。
設定価格が既に高いからです。
解決になっていないような気がします。
3ヶ月ごとに見直しをするという話も、どこへいったのやら。
それなのに、新しい税金も発表になったり。。。
このまま物価が上昇していったら。
さらに住民が離れていくことでしょう。
優秀な人材から離れていってしまうことは間違いありません。
この現実に目を向けて、政府は対策を講じないといけないでしょう。
時間がありません。
付け焼き刃的な対策ではなく、根本的な解決の糸口になるものは。
IターンやUターンはどうでしょう。
ワーキングホリデーをオープンにするのもいいでしょう。
積極的にメリットを見せていかないと効果は出ないでしょうね。
過疎化、空洞化の問題は、深いのです。