ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は日中はよく晴れましたが、とても風が強い1日でした。
海はずっと白波が立ってましたね。
朝、twitterに載せた庭の写真。
風のいたずらで、雲の動きが早いです。
政府が昨日発表した統計によると、ここニューカレドニアの喫煙者の数は5年連続で減少しているようです。
2017年には350トンものタバコの消費量がありましたが、2021年には263トンに減っているようです。
1年で2、4%の減少になる計算です。
大きな原因は、タバコ1箱の大きな値上げでしょう。
10年前から比べて、なんと25本入りのタバコ1箱は1500フランも値上がりしています。
今は2150フラン。
日本と同じ20本入りのタバコは1720フラン。
このところ、1月1日には値上がりし続けています。
来年には、20本入りのタバコでも2000フランを超えるでしょうね。
そんな状況で、同じように吸うかというと、、もちろんそんな人は少ないかと。
まあ、どんなに値段が上がっても吸い続ける人は一定数いるでしょうね。
加えて、電子タバコなどのチョイスが広がりつつあります。
紙巻きタバコより気軽で安くて、しかも香りがいい。
女性受けするのもわかります。
ここでは日本と違ってそのリキッドからニコチン入りを選ぶことも可能です。
色々な需要に応えることができるのです。
去年の5月31日の世界禁煙デーに合わせて書いた記事がこれです。
この高い紙巻きタバコには、多くの税金がかかっています。
タバコ販売に関連する150億もの売り上げのうち、約半分は保険機構に寄付されています。
もちろんタバコの消費量が減るということは、この約半分の寄付に関しても減り続けているわけです。
多少値上げをしてもそれは賄えるわけではありません。
だからと言って、さらに値上げをするのが解決策なのでしょうか。
違うと思います。
これから値段が上がっていけば、喫煙者も減っていくでしょう。
タバコに頼るのではなく、違うシステムを構築する必要があるのかもしれません。
タバコは喫煙者だけに害をもたらすものではありません。
受煙でも同じようにリスクが生じてきます。
輝かしい未来のある子供たちを守るために。
喫煙者が減っていくのはとても良いことでしょう。
紙巻きタバコを辞めた人達が、どこに流れているのか。
電子タバコに流れているのかもしれない。
大麻などにシフトしているのかもしれない。
その辺を突っ込んでの調査結果を出して欲しいと思うのです。