ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は8月最後の日。
昔は「夏休み最後の日」でしたが。。
今は地域によって、学校によって始業式の日が違うようですね。
小学生の時、自由研究の宿題に、父と行った九州・沖縄の旅を使いました。
本当は沖縄に行くつもりがなかったこと。
九州に台風が来てて飛行機が飛ばずに、沖縄に行くことにしたこと。
鹿児島から台風がそれたということで沖縄から移動したら、なぜか台風が戻ってきてホテルに缶詰になったこと。
そんなことを発表した覚えがあります。
1日コロコロ変わる天気でした。
午前中はこんな感じ。
時折雨が降ったり。
かと思えば、14時ごろから晴れて来ました。
それでも天気雨があったり。
夜になって、また雨になっています。
このところ、例年より雨が多く続いています。
ラニーニャ現象のせいと言われていましたが、この時期まで続くとは。
悪天候が続いて、地面に雨水などが溜まってくると。
心配になるのが、レプトスピラ症です。
この病気は、世界中に広まっている細菌、レプトスピラ菌を保菌している動物の尿から基本、感染します。
ネズミや犬、猫も可能性があります。
尿が水、土などを汚染してしまうのです。
雨で汚染された水がうっ滞してしまうと危険度が高まります。
そして皮膚や粘膜から細菌が入り込んでしまうのです。
人間への潜伏期間は2日から21日。
よく言われる、ネズミの尿を踏むだけで熱が出るとは、この症状です。
39℃以上の高熱、筋肉痛、関節痛、腹痛、頭痛。
症状が出始めてから、どんどん悪化し、髄膜、肝臓、腎臓、肺に広がる可能性があります。
今年に入ってこのニューカレドニアでは、すでに203もの症例が報告されています。
そのうち2人が死亡。
172人が入院するほど悪化してしまいました。
ニューカレドニアでは、届出伝染病に指定されています。
日本でも、1970年代前半ごろまでは、毎年年間50人ほどの死亡者が出ていましたが、衛生環境が改善された結果、ほとんど確認されることがなくなりました。
やはりげっ歯類の増殖をなるべく止める必要があります。
食品の管理の方を考えること。
ゴミを出しっぱなしにしないこと
木の実を地面に落としたままにしないこと。
ただでさえ、ネズミの繁殖力は強いです。
感染病原体の伝染を助長しないように。
そして、素足で外を歩かないこと。
雨水が溜まったところに入りたがる子供は多いですから、注意が必要です。
この症状へのワクチンや抗生物質は存在します。
でも、ワクチンはいくつもの種類があるレプトスピラ菌の中の1種類にしか効かないことが報告されています。
まだ完全に解明されたわけではないのです。
デング熱にしても治療薬がないのは同じです。
気をつけないといけないのは、コロナだけではありませんね。。