ニューカレドニアから、こんばんは。
今朝はあまり良い天気ではありませんでしたが。
午後になって、青空も見えてきて、まずまずでした。
夕方の空はこんな感じ。
この分ならきっと、回復していくでしょう。
喜んで外に出て遊んでいたドラ。
桑の木の葉を家の中に運んできました。
しかも噛んで遊んで散らかして、、、
はあ。
今日は、ところ変われば。の学生アルバイトについてです。
ここニューカレドニアでは、学生が放課後にアルバイトをする。というのが一般的ではありません。
高校生はもちろんのこと、大学生に至ってもです。
それは。
第1に夕方からの仕事がないから。
スーパーなども、19時には閉まります。
他のお店は17時ごろに閉まってしまいます。
大抵の会社も17時まで。
レストランは。と言いますと。
レストランの数もそう多くないために、普通の大人のスタッフだけで賄えるのです。
基本的に、学校へ行ってその道を極めた人たちが、その仕事につきます。
なので、スーパーのレジ打ちや、レストランのウエイトレスでさえも、学生のアルバイトができる仕事ではないのです。
未経験者歓迎とかいう募集もかかることはほとんどありません。
例えば、新聞やフリーペーパーに出てくる求人広告にも、会社の名前はありません。
給料の明記もありません。
職種とその会社の電話番号。
最低学歴なども書かれています。
最後に、志望動機のレターと履歴書を持ってきてください。とか、電話をください。とか書かれているだけ。
ちなみに、交通費が出る会社はありません。
日本で職探しで1番目につくのは、給料ですよね。
労働時間と有給について。
残業手当つきます。
制服あります。
交通費出します。
保養所があります。
そんなところでしょうか。
労働時間と給料を明確にしておかないと、労働基準法で引っかかるからです。
2つ目の理由としては、大人も家に戻るのが早いということ。
ここでは残業は当たり前ではありません。
仕事が終わったら、直帰します。
同僚で飲みにどこかへいくこともあまりありません。
繁華街というものがありませんし、ほとんどの人が車での通勤ですから。
そのために、夕食は家族全員で。という認識が強いのでしょう。
3つ目は、始業時間が早いこと。
6時半から営業を始めるスーパーもあります。
学校も7時10分始業です。
ここはフランス領ですが、ワーキングホリデイの制度はありません。
それだけ、雇用が限られているということです。
未経験者にできる仕事はないということでしょうか。
でも、学生の時にアルバイトで培ったものは大きな財産になります。
社会勉強になります。
金銭感覚を養うことができます。
時間配分や、責任感なども。
もちろん、親の金銭的な負担も減らすこともできます。
親にとっても子供にとっても、お互いに良いことだと思うのです。
確かに、ここで企業研修というシステムはあります。
この場合は、基本的に給料は発生しません。
ボランティアです。
夏の2ヶ月の休みに仕事をする学生もいます。
ですが、職種が限られます。
給料もかなり安いです。
かわいそうに思えます。
将来自分がやりたいことを見つけるために。
自分の適性を見極めるために。
モチベーションを上げるために。
貴重な経験です。
私も大学生の時のアルバイトがきっかけで旅行会社に就職した経緯があるからです。