2週間後に決選投票です。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

 

 

今日は1日中はっきりしない天気で、小雨が降ったり止んだりでした。

 

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今朝、twitterに上げた写真。どんよりどんより。

 

 

 

 

今朝、結果が出てましたね。

もうニュースでご存知でしょうか。

 

 

フランス大統領選挙です。

 

全体結果は。

現職のエマニュエルマクロン大統領が27、6%。

マリールペンさんが23%の票を獲得。

 

どちらも過半数に届かなかったために、2週間後に決選投票です。

 

 

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決選投票の2人。

 

 

 

この2人での決選投票は2017年と同じ。

ちなみに2017年はマクロンさんが24%、ルペンさんが21%で決選投票に進んだのです。

その後の決選投票は、マクロンさんが66、1%、ルペンさんが33、9%。

 

そしてマクロン大統領が誕生したわけです。

 

 

 

 

 

 

今回、ニューカレドニアでの投票率は33、35%でした。

 

棄権が多いです。

2017年の投票率より15%もダウンだそうです。

 

 

 

今回も全く盛り上がっていないように思えました。

選挙のポスターも、12人の候補者のうち4人ほどしか貼られてなかったから、有権者も全ての人と公約が一致していなかったでしょう。

 

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ニューカレドニアの選挙結果。
ニューカレドニアニュースのホームページより。

 

 

 

ちなみに、ヌメアを含む、ニューカレドニアの南部州でさえも42、2%。

北部は16、18%。

ロイヤリティ諸島に至っては、6、92%。

かなり少ないです。

 

 

 

 

 

街頭インタビューを聴くと、決選投票には興味があるようです。

次回は棄権票は減ると思われます。

 

ということは、2人以外に投票した人たちの票だけではなく、棄権した人たちの票の行方はわからないということですね。

 

 

ちなみに、フランスでの棄権票は、26、2%だったそうです。

 

 

 

 

 

やはり、ここの選挙のシステムはかなりの無駄があるように思えます。

 

 

今回は、12人の候補者がいましたから、それぞれの名前が書かれた紙がテーブルに置かれてあって。

一枚ずつ取って、カーテンで仕切られたブースの中に入ります。

 

 

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一枚ずつ取っていきます。
ニューカレドニアニュースのホームページより。

 

 

封筒に、1枚だけ、投票したい人の名前が書かれた紙を入れたら、外に出ます。

スタッフの目の前で、投票箱に入れるというわけです。

 

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封筒に入れて、それを投票箱に。
ニューカレドニアニュースのホームページより。

 

12枚のうち、もちろん必要なのは1枚だけ。

11枚は無駄です。

 

 

 

 

1枚に、12名分の名前を書いて、そこから選ぶというのは出来ないのでしょうか。

入れたい人の名前を囲むとか。

 

投票用紙に何か書いた場合、誤字脱字などで無効票が増えるだけだと考えられているようですが。

すごくもったいないなと思うのです。

 

 

しかも、決選投票があるために、一次選挙の票が伸びません。

 

 

 

スタッフの人件費も馬鹿になりません。

ここでは特に、日曜の給料は倍になるからです。

フランスからも監視官がやってきますし。

 

 

まあ、ずっと続けていた方法ですから、簡単に変えることはできないでしょうね。

 

 

 

 

 

さて、棄権した人たち、この2人以外の候補者に投票した人たちがどう判断するか。

2人に投票した人もどうするか。

 

1回目と決選投票とでは、全く違うものになりそうです。

 

 

決戦は2週間後。です。