ニューカレドニアから、こんにちは。
今日は静かな日曜日です。
色々な方から心配のメッセージをいただきました。
お気遣いいただき、ありがとうございます。
こちらは問題ないようです。
昨日の午後、南太平洋のトンガ沖で海底火山が噴火しました。
トンガは南太平洋に位置する、小さな王国です。
フンガトンガというのは今回噴火したフンガハイパイ火山のエリアのこと。
今回の噴火は、トンガ王国の首都である、ヌクアロファから北に65キロほど離れた海底火山から。
この地図の「トンガ」と書かれた下にある島が、ヌクアロファがある、トンガタブ島。
この噴火により、海底ケーブルが破損したために、電話などが通じにくくなったのだと思われます。
その後に津波も発生。
未だ状況がきちんと掴めないのはそのせいですね。
実はこの山、12月20日にも噴火をしているのです。
そして、1月11日に休火山として宣言されたのですが、1週間もしないうちにここまで大きな噴火を起こしたわけです。
今回の噴火は、12月のものより7倍も強いものだと専門家は言います。
ガスが大気中に流れ込んで、2000キロも離れているのにもかかわらず、ニュージーランドにまで届いているようです。
いかに大きな噴火だったということになりますね。
津波に関しては、フイジー、バヌアツ、クック諸島など南太平洋全体に影響が出て、ご存知の通り、日本にも警報が出されました。
オーストラリアも東海岸は遊泳禁止になったり。
アメリカ、南アメリカの国々、アラスカまでも津波が観測されたようですね。
地震で津波の大きさを予測するのは、最近できるようになってきているようです。
でも、噴火によっての津波の大きさを調べるには、まだわからないメカニズムが多いようです。
今回も、現場近くより、遠くの日本に大きな津波が到着しているから計算もしにくいのだと思います。
幸い、この噴火によるニューカレドニアへの被害は大きく目立ったものはありません。
日本のニュースで津波が1、2mと出ていましたが、現地のニュースではそこまで発表をしておりませんね。
ニューカレドニアはジーランディア大陸の影響もあって、大きなバリアリーフに囲まれています。
それは、オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ大きさを持つもの。
いつもそのサンゴの壁に守られているのです。
すでに今日の午前中に津波警報は解除されましたが、念のため、しばらくは注意が必要です。