ニューカレドニアから、こんばんは。
今日は暑いくらいに気温が上がりました。
いやいや、、暑い。
体が慣れていないから、温度計より暑く感じるのですね。
風がないので、熱い空気がこもっていましたね。
そして今。
日が暮れて、雨が降ってきました。
やはり。です。
今日の、庭のバナナはこんな感じでした。
今のバナナは5cmくらいですが。
これからすべての皮がめくれて。
だんだん大きくなっていきます。
数も増えてきます。
日本で販売されているバナナはご存知の通り、熟す前に収穫してしまいますが、うちはギリギリまで待ちます。
とは言っても、鳥たちの餌食になるので、頃合いが難しいですね。
一昨日は日本の祝日でしたね。
敬老の日。
私が日本にいる時は15日でしたが、いつの間にか移動祝日になって。
すっかり忘れてました。
息子には、おじいちゃんとおばあちゃんがヌメアにいます。
でも、この二人は主人と血がつながっていません。
主人の育ての親です。
私の父はすでに亡くなっているので、息子にとって、血のつながりのあるおじいちゃんおばあちゃんは、私の実母のみです。
息子とそんな話をしました。
長く生きているということは、長くその体を使っているということで。
ガタがくるのは当たり前のこと。
機械でも壊れるのに、生身の体が壊れないわけがない。
だから、労らないといけない。って。
そう言うと、息子は車のレースのゲームに出てくる、修理工場の話をしだしました。
そのゲームの修理工場は、レース中にダメージを受けた車を、通過させるだけで、新車になってきます(当たり前かww
しかも、ポイントが減るわけでもなく。。。
羨ましいなと思うのです。
実際にこんなのがあったらなあ。と思うのです。
うちの車、2台とも通過させたい。です(笑。
それを人間にもできたらいいねと息子。
そうしたら、(ヌメアの)おばあちゃんの目も治るし、おじいちゃんの心臓も。
病院を通るだけで病気が治るって?
それは素晴らしい。
息子にそんな病院を作ってもらいたいものです(笑。
できたら(日本の)おじいちゃんにも会いたいな。と言い出しました。
私の父が死んだのは息子が3歳の頃です。
生前に会わせることはできませんでした。
死んだ人まで生き返らせてくれる病院?
それは、、
ゾンビだったらどうしましょう(笑。
晩年、一人で暮らしていた父に、ここに移住する話を持ちかけたことがありました。
家族からビザを取れるだろうし、定年後の移住ビザっていう選択肢もあるしって。
主人も同意してくれたのですけどね。
私が働くことが条件でしたが。
でも。
この年になって、新しい土地にいくほどは勇気がない。と断ってきました。
気持ちはわかります。
あの土地に愛着もあっただろうし。
そんなことを話していたら、ドラえもんを思い出しました。
しずかちゃんの犬、シロが死んでしまった時。
のび太は、大泣きするしずかちゃんのことをかわいそうに思い、生き返らせてあげる!と安請け合いするのです。
ドラえもんに頼めばなんとかなるはず。って。
でも、ドラえもんは。
死んだ人を生き返らせることができてたなら、地球は人間で埋まってしまうよ。とのび太を説得するのです。
死ぬ人がいるから生まれる人がいる。
・・・そういうことですね。
いくら未来に色々なことができるようになっても、死んだ人を生き返らせることはできないのです。。
結局、確率はよくないけど、どんな病気でも治る薬を手に入れたドラえもん。
シロが死ぬ前にタイムマシンで戻って飲ませるのですが。
死んだ人を生き返らせることはできない。だから。
生きているうちにできることは、教えを乞うこと。
敬老の日だけじゃなくて。
自分の身内だけでなくて。
どう次の世代につなげるかを。
後悔しないように、次に託すために。
子供にしっかりと教えていきたいですね。
人生の先輩から学ぶことは多いということを。