ニューカレドニアから、こんばんは。
少しは晴れ間が見えたものの、風も強く気温が上がらなかった1日でした。
家の中も冷え冷えです。
今の室内温度は20度。
日が暮れてから、底冷えもします。
今日、17歳の兄が6歳の妹を暴行の上、死亡させると言う事件が出てましたね。
初めはジャングルジムから転倒して意識がないと言うことで発覚したこの事件。
でも、17歳の兄が蹴るなどの暴行をしていたためだったことがわかります。
妹の面倒を見るのが辛くて。と供述したそうです。
この兄妹は一緒に住み始めてまだ4ヶ月程。
それでこの悲劇です。
母親も留守がちだったとか。
ほとんどこの兄が妹の面倒を見ていたようです。
私には10歳離れた妹がいます。
厳密には、9歳と3ヶ月。
姉の受験に重なったこともあり、小さい妹をよく外に連れ出していました。
受験勉強の邪魔にならないようにって。
あれは、妹と買い物に行った時。
先に帰ろうとした妹が横断歩道を渡るときに、オートバイに当たってしまうと言う事故が起きてしまいました。
横断歩道の前にある魚屋さんから、確認もせずに急に渡ろうとしたものですから、オートバイの運転手もきちんと見ることができなかったのでしょう。
妹はびっくりして尻餅をついてしまいました。
車じゃなくてよかった。です。
オートバイに乗っていた2人がうちまで来て謝ってくれました。
予想した通り、継母にはものすごく怒鳴られました。
お前がついていながら何をやっているんだ!
この子に何かあったら、お前を殺すから!
土下座した私に蹴る蹴る。
頭を守って収まるのを待つしかできませんでした。
外傷がなかったものの、その夜には吐き戻した妹。
夜中に継母が叫んでいましたが、、うるさいな。と思ったんです。
自分のせいなのに。
所詮子供なのです。
17歳と言うことは高校生。
息子の1つ上。
遊びたい盛りです。
クラスメイトに誘われても、妹の面倒を見ないといけないから断らないといけません。
何度も断っているうちに誘われなくなります。
しまいに孤立していくのです。
どうして自分だけが我慢をしないといけないのだ。と何かの拍子に爆発するのです。
我慢の限界を超えたと言うことでしょう。
暴力は絶対にいけないこと。
でも簡単にそう言えるのかなと思ったり。
追い込まれた子供にその理論が通用するのかなと思ったり。
この母親に2人を育てることができると言う判断。
施設なり役所なりがしたのでしょうが。
この根拠は何だったのでしょう。
兄が姉が小さい弟妹の面倒を見るのは、とても良いことだと思います。
そこから学ぶことも多いと思います。
でも、未成年。
必ず親や大人が見ておかないといけないと思うのです。
しっかりしているから。
もう大きいんだし。
いつもお願いしているから。
弟妹の面倒を見るのは当たり前。
そうかもしれないけど。
そうじゃないのです。
子供は子供で負担に思っているのです。
言い出せないのです。
お兄ちゃんお姉ちゃんという呪縛に縛られて。
してもらうのなら、押し付けるのではなく、いつもありがとうという感謝の気持ちをきちんと口に出して言うことが大事だと思うのです。
今回も、母親がきちんと兄に感謝の気持ちを伝えていたら、結果は違っていたかもしれません。
何かがあったとき困るのは保護者です。
その時には遅いのですから。